芥川龍之介賞受賞作家。又吉直樹の言葉 part2

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(1)

僕は何かに反応することや摩擦の結果でしか、自分の考えていることを超えられないんです。10代のころから、偶然性とかに結構ゆだねてきたんで

(2)

この登場人物ならなんて言うかなあと考えるんです。先輩芸人の神谷が「美しい世界を全力で壊す。ぶっ壊したらさらに美しい世界が、そこに現れるんや」と言いますが、書く前から頭の中にあったのは「美しい世界を全力でぶっ壊したら、笑いが生まれる」というところまで。でも、その後の「ぶっ壊したらさらに美しい世界が現れるんや」というのは神谷の言葉。それには自分でもびっくりしたんです。神谷の言った理論が今度は僕の中に入ってきて、さらには小説の構造全体に影響を与えていったんですよ

(3)

芸人の世界の先輩後輩の上下関係という設定だけ決めて、後は何の制限もつけずに(火花を)書きました。だからより自分に近い言葉でストレートに書けました

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エッセーを書いていたので、文章を書くこと自体は慣れていたんですけど、小説は全く違うもの。それでも、ある時急に書きたいという欲求が湧き上がってきたんです

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二十代前半の頃、京王井の頭線の三鷹台に住んでいました。今日は、その三鷹台にある大学の学園祭に来てます。すぐ近くに、当時の大家さんの家があって、毎月家賃を持って行くと、五千円お小遣いをくれる優しい大家さんでした

(6)

最初の一言が、『ライオンのエサ見たことあるか?』だったなら、僕はその人の話を聞く

(7)

最初の一言が、『爬虫類を飼うしかなさそうな奴がこっちを見ていた』だったなら、僕はその人の話を一応は聞く

(8)

歩幅を間違えてました。自分は足が短いと肝に銘じよう

(9)

後輩のロシアンモンキーとマキシマムパーパーサムが解散する。面白いコンビの解散は寂しいけれど、この二組が僕達同世代の芸人に与えた影響と功績と痕跡は絶対に消えない。ただ、彼等は四人とも僕が真面目な話をすると『ボケろや!』とか言うてくる鬱陶しい部分もある

(10)

皆でご飯を食べたあと、タクシーに乗った。運転手さんに、『なに食べてきたの?漬物の腐ったような臭いがするけど、不味くなさそうだな』と言われました。正直、怖かったです

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フルーツポンチ村上から、「中村文則さんの『教団X』を読み終えたんですが、凄すぎて、興奮して電話してしまいました。今から、もう一度読みます」という電話があった。本当に凄い小説。僕も同じように二回読んだ。そして、村上に触発されて三回目に突入している。破格の面白さ

(12)

今から、吉祥寺の『百年』で、キャラバンの難波麻人と話してきます。難波とは中学の同級生です。中1の時、お気に入りの自転車にまたがった難波は、格好いい表情で「見とけ」と僕に言うと、急な坂道を凄まじいスピードでくだって行き、転んで骨を折り、ひと夏を無駄に過ごしました。あほでした

(13)

「ぺぺ」、「ペペロ」、「ペペロン」、「ペペロンチ」、「ペロ」、「ロン」、「ロンチ」、「チーノ」、「ロンチーノ」。9人の名前にわけることが出来るペペロンチーノを下北沢で食べています

(14)

沖縄花月の合間に、近くの商店街を歩いていたら、「直樹!」という声がして、振り返ったら親戚だった。そういえば、僕は直樹だった

(15)

吉祥寺で、おばさんに「ピースの又部さん」と声をかけていただきました。おしいです。今はまだ、「綾吉」です。夜に「又部」になります。週末「又吉」に戻ります

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