問題は仕事が楽しいかどうか。志茂田景樹の言葉

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(1)

目標をしっかり立てたらね、あとはもうのんびり構える。見通せる範内でどういう手を打つかを考え、打ってそこまで進めたら、また見通せる範囲内で打つ手を考えればいい。それがいつも目標を失わない最善の手、つまり、目標への近道になる。見通せない先までの手を打つと迷路にはまりやすい

(2)

みんな(やらねばならないことを)持っている。今すぐにやらねばならないことか、やるべき時期がきたらやらねばならないことかの別はあっても、何をやるかは明確になっている。だから、焦らない。やらねばならない、とただ焦っている人は何をやるかが明確でない人である

(3)

今日は何も得ることなく過ぎたと思っても、起きて動いていたのだったらそんなことはないからね。得るのではなく、不要なものを減らしていた日だと思えばいいの。それがあるから、新しく有用なものを得られるんだから、得ることのない日も大切なんだよ

(4)

今からやってね、間に合わないものはないの。やりたいことがあっても、先にやっている人たちがずっと前にいて追いつけないと思うからいけない。自分ははどうやるかがポイントで、人に真似できないものが生まれる。追いつこうとするのはただの模倣で、そりゃ間に合わないだろうね

(5)

自分の成長を妨げる第一は卑小な自尊心。例えば不得手なもの、人より遅れているものがあって、それを周りに知られまいと得意なもの、無難なもので取り繕うとすると、克服できずに惨めな意識がずっとついて回る。不得手なもの、遅れているものは平気でさらけ出す。人は喜んで教えたがるものである

(6)

運を生き物とすれば難しい性格をしている。努力を継続している人に寄り添っていくけれど、こんなにやってるのになぜ運が向いてこないんだろう、などと愚痴ると、すぐ背後にいてもす~っと離れていく。愚痴っても仕方ないか、とさらに努力を続けて愚痴を忘れたときに、運は目の前に回りこんでくる

(7)

自信はなくしたっていいんだから、気にしない。いつも自信満々の人ってキモチ悪いもの。過剰になってでっかい失敗しそうでね。なくすから自信があるときのことが理解できる。自信に充ちて何かを成し遂げたときの自分を振り返られる。自信にも過剰にならないようお休みが必要なんだよ

(8)

一瞬の決断は成功の率が高い。一瞬のためらいで大魚を逸する人はそのためらいまでの道筋は確かで隙がないことが多い。その確かにことを運ぶ性格が一瞬の決断をするのをためらわさせる。9の準備がなったら残りの1でためらわず賭けに出ていく勇気がほしい

(9)

希望を持ってもどうせ実現できないから初めから持たない、という考えは間違いだよ。確かに希望はその通りにいくもんじゃない。でも、持つとね、人は気をよくして実現できそうに思って励むんだ。すると、ほどほどのことは実現できる。だから、持つべきものは希望だよ

(10)

人生をね、あまりおおそれたものと考えないでいいよ。誰でもこの世に出てきて去るまで経験することだから。それにみんな1つしか持てないからとても平等だろ。だから、大切にする。人間性に外れたことで汚さない。それだけでもう充分なの

(11)

男運が悪い、女運が悪い、という言葉はあまり使わない方がいい。女は男に、男は女に、責任転嫁しているように聞こえる。そんな男(女)としか関わることのできなかった女(男)としての自分の不徳を反省すべきだろう。運のせいにして逃げてはいけない

(12)

幸せは一筋縄ではいかない存在だ。自分さえ幸せであれば、と願い、たとえ幸せを得てもそれは砂上の楼閣で、やがて崩れる。ほんとうの幸せは周りの幸せを願い、それを感じとれたときに得られる。幸せは支えあってこそ生まれると理解しよう

(13)

またふられたらしいね。いいじゃないか。うわべの飾りだけ見ていた人間だからね。きみの内面にある愛の原石に気がつくわけがない。その原石はきみをほんとうに想う人で、きみもその人を真剣に想うときに初めて輝き始めるんだから

(14)

「今が出発点」 これがずっとぼくの座右の銘です。いつも今が新しい出発点。今からでは遅すぎる、と思い込んだら何も始まらない

(15)

コンプレックスなんて無意味だとわかります。すると劣等感が強みに変わる。傷つきたくなくて引いたラインを超えて挑戦すれば、新しい世界が開けます

(16)

問題は仕事が楽しいかどうか。自分の仕事に価値を見いだせるかどうかです。その点では、作家だろうがサラリーマンだろうが、関係ないんですよ

(17)

目的に向かって一筋に進むのはいい。しかし、馬車馬のように脇目も振らずはあまり感心しない。目的を遂げても視野が狭く偏狭な人間になりがちで、人間関係が難しくなる。一筋に目指しても左右の道草を見るぐらいの余裕がほしい

(18)

僕の経験から言うとね、30歳までは仕事なんて何やってもいいと思う。むしろ回り道をしたほうが自分の適性が見えてくる

(19)

誰でも苦しくてもがいて、もうこれが限界だと思うことがある。でも、それからが始まりで、自分でも意識できなかった底力が出番を待っている。限界だとそこで一線を引いてしまったら底力は出ようにも出る幕がなくなる。限界だと思うもう一つ先で、それは今か今かと待っているものである

(20)

耳に心地よい言葉はその場限りのものが多いが、いちばん聞きたくなかった言葉は、腹の底を割って話してくれた忠告の場合が殆どで、時間が経つほど身に染みる。今も昔も良薬は口に苦いもの

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