無駄に過ごす時間はあっても、無駄な経験はない。佐藤浩市の言葉

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(1)

実際、『50歳って何だろう?』という感じで50代を迎えてみると『こんなに小僧なのか?』と思うくらい成熟してない(苦笑)。

(2)

(40代をふり返っての感想は?)ソツがなかった、という感じかな…。
それなりにこなしてきたという(苦笑)。

(3)

夫婦って、いい意味で一方通行なんだけれどちゃんと同じ方向を向いている。

(4)

我々のキャリアの、日本映画を生き抜いてきた女優さんたちの鍛えられ方って、申し訳ないけれど今とは違う。
そういう厳しさ、きつさを見てきているからいやだなあ、鼻で笑われたらどうしよかなあ、浅い芝居と思われたら怖いなあというプレッシャーはありましたね。

(5)

台本に書いてある通りにやれば、役って移っちゃうものなんだけど、僕はひねくれているので、一度自分の中に通さないと気持ち悪くてできない。

(6)

テストで1回だけ、「ここのセリフの出だし、早く言います」などと言ったことはありますが、「ここさ、俺、こんな感じでやるからさ、こうしてもらえる?よろしく!」なんてことは一切ないですね。
そんなこと言うのイヤだし(笑)。

(7)

僕は役者としてそのイメージに甘んじることなく、今まで演じたことのない役柄に挑戦したいと思ってしまう。

(8)

この間、妻に「最近、手の込んだ料理しなくなったわね」と言われたんです。
それで、「ああ、仕事で憤ることも無くなって、ストレス溜まってないんだなぁ」って気付きました(笑)。

(9)

毎日作っていないから言えることなのかも知れませんが、料理って、余計なことを考えずにただひたすら、目の前のものを“美味しくなーれ”と思って手を動かせばいいから、僕にとってはストレス解消になるんです。

(10)

男として、と言うか人間として魅力的だなと思うのは、言っていることと行動とがいつも一致していて、ブレてない人ですね。

(11)

自分をカッコイイと思ったことはないですよ。
だって、自分のカッコ悪いところを十分に知り尽くしている訳ですからねぇ(笑)。

(12)

僕は現場での監督からの演出について、どうしてそうなるのかを理論的に話し合って納得してから芝居をしたいタイプなんです。

(13)

自分が悪くても謝らないのが子供。
自分が悪くなくても謝るのが大人。
どちらが正しいかはわからない。
どちらも間違っているかもしれない。

(14)

僕自身家族がいますが、“守る”という気持ちがいつの間にか“守ってやる”になっていたら怖い。
守っている人間を常に振り返って、彼らの心情を考えなきゃいけないと思う。

(15)

(「これはもう無理」「才能ないかも」「これはダメだ!」と思った瞬間は?)固定することの安心と怖さ。

(16)

自分たちが分からない映画は全部制作サイドの問題だ、っていう投げ方をするのだけは止めてくれ。
もしかしたらこの映画の事が分からない自分には、分からない理由が自分の中にあるんじゃないか。

(17)

結局、そこにある役をどうやって自分がやるかなんです。
自分がやれば自分の素養が出ると思う。

(18)

若い時は大人にバカにされ、年をとったら若者にバカにされる。
だから今やるしかない。

(19)

無駄に過ごす時間はあっても、無駄な経験はない。

(20)

役は“ある”もんで、“作る”ものじゃないと思っているんです。
自分の中では、あまりそういう言葉を用いたことはないんですね。

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