59歳にして男性ヒロインを確立、俳優・吉田鋼太郎の言葉

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(1)

基本的にシェイクスピア劇ばかりやってきた僕だけど、仕事でいろんなチャレンジもしてきました。そのチャレンジをサポートしてくれる人がいたからこそ今の僕がある。

(2)

欲望に忠実に、だけど『自分はできる』と奢ることなく謙虚に。そういった努力の積み重ねが、その人のキャリアを築いていくんだと思います。やりたいことをどんどん求めていくハングリー精神って、きっと誰もが持っているものだと思いますから、それをいかに行動に移していけるかですよ。

(3)

しっかり稽古を積み、腑に落ちない演出を指示されたら、自分の意見を言うことにしています。自分が納得がいくまで準備ができていれば、どんな大舞台でもプレッシャーなんて感じません。

(4)

食えない時も将来への不安はありませんでした。いつか自分は売れる、って思い込んでいましたから。なんの根拠もないけど、自分では確信してたんです。そうじゃなきゃやってられないですよね(笑)

(5)

舞台にはずっと出してもらっていたけど、決定的に認められたと思ったのは、蜷川幸雄さん演出の主演舞台『タイタス・アンドロニカス』。イギリスのシアターで公演をして、スタンディングオベーションをいただいたときに、“大丈夫かもしれない、俺”って思えたんです。そう思えるまでに20年以上かかりましたね。

(6)

実は20代の頃、劇団四季に所属してたんですよ。

でも、半年で辞めました。

理由は踊りが下手だったから(笑)

(7)

トイレでもお風呂でも、つねに台本を読んでいますね。再発見や蓄えのためにジャンルを問わず読書も。『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』や『こころ』『行人』はいつも結局は再トライしても途中で投げ出しますけど。

(8)

これから年齢を重ねるにつれ、人間としても役者としても、優しく心のきれいな思いやりのあるひとになっていきたい。演技でも出せたら良いなと目標ですね。

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(9)

蜷川さんの演出が嫌で逃げた自分が、いま蜷川さんの跡を継いでいる。
運命って不思議だなって思いますね。

(10)

前は、たとえば藤原竜也と舞台に立てば、僕がしゃべっていても、お客の99%は藤原を見ていたものだけど(笑)。今は2割、僕を見てくれているのを感じて嬉しくなります。

(11)

口八丁なんですよ。中身は何にもないのに口先だけは上手い、みたいなところはありますね。それで自分で自分のことが嫌になったりする(笑)

(12)

40年役者やってきて、これは満足だ、というのは一個もないです。だから飽きるというところまで行ってないんですね。

(13)

俳優は体力が大事で。たぶん、それがもうすぐなくなってくるんですよ。間違いなく年齢のせいで。そうするとやれることがどんどん減ってくるんですよね。結局、何もできないまま終わってしまう可能性がいま見えてきている。どこかで、自分で自分を甘やかせて、これはもう「できた」としようと(笑)。どこかで自分に「100点」あげるときがないと、何もできなかったまま死んでいくことになる。それは嫌なんで。年齢をひとつの言い訳にして。どこかで「できた」ことにしたいですね(笑)

(14)

どんな人であっても、どんな場所であっても、全身全霊で戦える。それが役者の世界。だから僕はこの年になっても、『自分が納得のいく演技をする=芝居の極みに到達する』という目標に向かって、毎日戦っているんです。

(15)

いつも、『僕には何もできない』、『僕には足りないものがある』っていう気持ちを人一倍持っていて。それは若手の頃から、芝居を40年以上やってきた今でも変わることはありません。

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