幾つになっても学ぼうとする心と情熱を持ち続けることが大事。落語家 桂歌丸が残した言葉

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(1)

どうしたら話がうまくなるのか。

逆説的ですが、

人の話を聞くことです。

(2)

聞き上手が

話し上手になるんです。

(3)

修業は一生涯に及びます。

ですから、

辛抱もまた

一生涯ということです。

(4)

その道が広くなるか狭くなるか。

平らな道かデコボコ道か。

それは自分の歩き方次第。

(5)

褒める人間は敵と思え。

教えてくれる人、

注意してくれる人は味方と思え。

(6)

ニ十歳を過ぎた人間に

モノを教えることは何もない。

ニ十歳を過ぎた人間は大人だ。

ニ十歳を過ぎたら自分で気づくよりほかない。

(7)

ある種、

いい加減にやることは必要。

いい加減は「良い加減」ですからね。

(8)

どうして苦労して新しい噺を覚えるのかって。

そりゃあ覚えも悪くなっていくし、

挑戦し続けるのはしんどい。

でも、

最期に目をつむった時に

楽な気持ちでありたいんです。

「ああ、あの噺もできたのに」

なんて後悔しても遅いでしょ。

(9)

苦労を

笑い話にできるまで努力する。

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(10)

背負った苦労を、

一度フィルターにかけて、

陽気な笑い話に変える。

これが噺家の仕事です。

(11)

幾つになっても

若手に学ぼうとする心意気と

情熱を持ち続けることが大事。

(12)

楽になるのは目をつぶる時でいい。

苦労するから最期は楽に目をつぶれる。

楽だけしたって

いいことなんてありませんから。

(13)

苦しい思いをした分だけ

財産は増えていく。

(14)

私が古典が大事だと思うのはね、

その噺のなかに、

今も通じる義理人情の道理ってのが

必ず込められているからです。

(15)

一度でいいから見てみたい、

女房がへそくり隠すとこ。

桂歌丸(かつら うたまる、1936年〈昭和11年〉8月14日 – 2018年〈平成30年〉7月2日)、日本の落語家。位階は従五位。勲等は旭日小綬章。出囃子は『大漁節』。公益社団法人落語芸術協会五代目会長、横浜にぎわい座二代目館長などを歴任した。


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