人間は、自分が痛い思いを経験するから、人の痛みも分かる。役者 勝新太郎の言葉

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(1)

影を持っている人間だからこそ、

光り輝くものが出てくる。

影から出てくる

そいつ独自の生き方、光に人は憧れるんだ。

(2)

どうせ、どっかで会うんだから。

それまで、さようなら。

― 石原裕次郎氏への弔辞の結び

(3)

今、俺はお前にとって必要かもしれない。

でも、いずれ俺が必要でなくなる時が来るだろう。

その時は、何も言わず、離れていけばいい。

無理に此処に顔を出さなくてもいい。

俺は何とも思わない。

それでいいんだよ。

(4)

絶体絶命のところで遊びたいの。

子どもの頃から、高所恐怖症なのに

断崖絶壁みたいなところに行くのが好きだった。

もう、これ以上後ろには行けないという時に遊ぶ。

これをやったら落っこちちゃうなんていう時に、

わくわくしてくるんだね。

(5)

俺の人生は年がら年じゅう、切羽詰まっている。

人生の落伍者にいつなるかと楽しみながら、

心配して歩いてきた。

(6)

中村玉緒は勝新太郎なしでも存在し得るが、

勝新太郎は中村玉緒なしでは存在し得なかった。

(7)

俺はスター気取りの見栄でチップを出してるんじゃない、

世間のことや人間のことを

学ばせてもらってる授業料として差し上げているんだよ。

(8)

例えば、人と人がたまたま出会って、

素晴らしい関係を築くことがある。

あらかじめこのような人と会うと心構えをしていれば

違った関係になるかもしれない。

偶然だから、完全な関係が生まれる。

(9)

痛み、失敗というのは大切なんだよ。

人間は自分が痛い思いを経験するから、人の痛みも分かる。

情を知る訳だ。

情を知ると、自分が不幸になっても

人には幸せになって欲しいと思うようになれる。

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(10)

金がなくちゃ遊べないけど、

株で儲けたとか地上げで儲けたとか、

金があるから遊べるもんでもない。

粋がないとね。

粋という、粋だけじゃなくて、

心意気の〝いき〟でもある。

(11)

会ったら一生づきあいになっちゃうから。

今日ここで会って、

これで終わっちゃうんじゃないんだ。

これから10年もずっと会わなくても、

これはつき合いがあるんだよ。

(12)

痛いという顔をしちゃいけないんだ。

痛いという顔をしてもしなくても、

どっちにしろ痛いんだから。

そんなら、この痛み大好きっていう顔をするんだよ。

(13)

「自惚れるな!」と、

ときどき自分に言い聞かせるんですよ。

(14)

大統領や総理大臣には代わりがいるだろうが

オレの代わりはいないんだ。

(15)

ハワイで見た月も、家で見た月も、

月には変わりはねぇんだけれど、

何か変わっているんだ。

よーく見ていると、

月と俺の間に鉄の格子があるんだよ。

うん、運の尽きってぇ奴さ。

勝新太郎(かつ しんたろう、1931年(昭和6年)11月29日 – 1997年(平成9年)6月21日)、日本の俳優・歌手・脚本家・映画監督・映画プロデューサー・三味線師範。市川雷蔵とともに大映(現・角川映画)の「二枚看板」として活躍。その後は「勝プロダクション」を設立し、劇場用映画やテレビ作品などの製作にも携わった。勝新(かつしん)と愛称で呼ばれ、豪放磊落なイメージと愛嬌のある人柄で、数多くの不祥事を起こしながらも多くのファンから愛された。


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