(1)
善をなすのを急ぎなさい。
善をなすのに
のろのろしていたら、
心は
悪を楽しむようになります。
(2)
過去は追ってはならない、
未来は待ってはならない。
ただ現在の一瞬だけを、
強く生きねばならない。
(3)
最大の名誉は
決して倒れない事ではない。
倒れるたびに
起き上がる事である。
(4)
愚かな人は常に
名誉と利益に苦しむ。
上席を得たい
権利を得たい
利益を得たいと
常にこの欲のために苦しむ。
(5)
みずから自分を励ませ。
(6)
沈黙しても批判され、
多く語っても批判され、
少し語っても批判される。
この世に批判されない者はない。
(7)
苦悩を乗り越えるための
聖なる道は8つの部分
からできている。
正しいものの見方、
正しい決意
正しい言葉
正しい行為
正しい生活
正しい努力
正しい思念
正しい瞑想である。
(8)
生まれを問うな、
行為を問え。
(9)
堅い岩が風に
揺るがないように、
賢者は
非難にも賞賛にも動じない。
(10)
今日すべきことは明日に延ばさず
確かにしていくことこそ
よい一日を生きる道である。
(11)
怒らないことによって
怒りに打ち勝て。
(12)
愚かな人が、
自分を愚かだと考えるなら、
その人は賢者なのです。
(13)
自分だけ大事にしようとすると
怒りや悲しみがわいてくるのです。
(14)
すべてのものごとは、
その人の心によって成り立つ。
(15)
目的を捨てて
楽しみにばかり向かう人は、
やがて正しい道を歩む人を羨む。