2015年10月16日から12月18日にTBS系の「金曜ドラマ」枠で綾野剛の主演でテレビドラマ化された。2017年10月13日から同じく「金曜ドラマ」枠で、続編となる第2シリーズが放送されている。
(1)
健診を受けずに出産した場合、赤ちゃんが死亡するリスクは通常の6倍以上です。それに未受診の妊婦を喜んで受け入れる病院はありません。
(2)
君はこれから人の何倍も辛い思いをするかもしれない。けどね、君はいつか人の何倍も何十倍も幸せになることだって出来るんだ。負けるなよ。産まれて来ておめでとう。
(3)
病院って命の最期を看取ることの方が多いけど、産科だけは命が生まれる場所なんだなぁって。
(4)
親はどうしても子どもがつまずかない様に、傷付かない様に先へ先へ気を回しますよね。でも誰でも転ぶし、傷付かずに大人になる子どもはいません。僕は転ばない様に気遣うよりも、子どもには転んだ時の起き上がり方を教えたいと思っているんですよ。
(5)
たくさんの試練を乗り越えて赤ちゃんはこの世にやって来る。出産はいつも奇跡の連続だ。でも奇跡を起こすのは神様だけじゃない。家族や医者、助産師やナース、小さな命を守ろうとする人たちの強い想い。それが奇跡を起こす力になる。
(6)
1年間に産まれる赤ちゃんはおよそ100万人。産科は日々の誕生の喜びに満ちています。でもまだ母になる年齢でない人が予期せぬ妊娠をしてしまった時、追い込まれるお母さんと赤ちゃんの為に私たちは何が出来るのでしょうか。
(7)
望む人すべてに赤ちゃんが授かるわけじゃない。どんなに力を尽くしても僕らには救えない命もある。それでも皆がここで頑張っていられるのは、きっとこの笑顔が見たいからなんだ。誕生した命を抱きしめる親の笑顔。それが僕らへの最高のプレゼントだから。
(8)
赤ちゃんの為にお母さんがいるんじゃない。お母さんがいるから赤ちゃんがいるんだよ。帝王切開を受ける妊婦さんは自分のケガや病気を治すためでもなく、赤ちゃんを守るためだけに命を懸けて自分から手術台の上に上るんです。帝王切開は立派なお産です。
(9)
お母さんとお腹の赤ちゃんが無事ならそれで良いの。だって助産院は一度の失敗も許されない。誰かの命に寄り添うには臆病なくらいが丁度良いの。
(10)
親だからだろ。これから長い時間をかけて子どもと大変なことを乗り越えていくのは家族なんだ。不安に思って何が悪い。大げさに心配して何が悪い。皆、自分の命より大切な子どもの命を僕らに預けてるんだ。新生児科医のくせにそんなことも分からないのか!