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中身は関係ないんです。自分のスタンスとして、基本的に作品は選びません。公演の製作側が僕のことを知ってくれていて、この作品をやってほしいと思っているわけですから。「生瀬にはこの役、無理じゃない?」と思われていたら、お話はない。
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「あれだけの長ゼリフをよく覚えたね」という劇評は一番悲しい(笑)。
他に何か思わなかったのかねって。
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ウチは子供が男の子なんですよ。まだ小学生ですけど、成人すれば親としてはやっぱり感慨深いでしょうし、それが女の子ならなおさらな気がします。かわいかったり、頼りなかったりした子供が1人の男となり、女となって旅立っていくのを送り出すのは、親にとって一番のドラマですよね。
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たとえば家を建てたいなら、そこから逆算して今の自分にたどり着く。自分の実力に不足しているもの、建てるために必要なものを計算して努力すればいい。
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僕は「これを“演じてもらいたい”」と言われたい。それが役者にとって一番うれしいことなんです。
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僕、電車に乗れないんですよ。この人はなぜこういう格好をしているのかとか、なぜそんなに下を向いているのかとか、気になり始めるときりがなくなってしまう。僕にとって電車は、情報が多すぎるんです。
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若い人たちには体力も知力も筋力も全部ある。それはうらやましいですよね。そんなんじゃダメだよと思う時もありますけど、余計なお世話でしょうから。僕も若い時には調子に乗っていましたし。
ただ、将来どうなっていくかはそれぞれ次第だけど大変だよ、ということは言ってあげたい。
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やっぱり、両親ですよ。遺伝と環境で、いまの僕のすべてがあるので。この容姿、体力、両親のくれた環境、教え。そういうものがベースになってます。ポジティヴシンキングであったり、どこかだらしなかったり。そういうのも、全部親の責任(笑)、いや、親のおかげです。
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円熟なんて、しないですよ。これからも信じられないような芝居をし続けたいですね。