(1)
死んでも誰も悲しまねえなんて、
そんな奴どこにもいねえんだよ。
(2)
オレがボクサーだったころは、
こうだった、ああだった、って話ばかりする、
過去の王者のような人間にはなりたくないんだ。
ボクサーの王者になれた経験は素晴らしいものだったけれど、
オレは過去の栄光にしがみつくことはしない。
(3)
王者になるためには人生で犠牲が必要で、
バーに行ったり、友人と遊んだり、
映画を観ることさえも諦めなければいけなかった。
それが結果につながる。
最終的には、どれほど自分が王者になることを欲しているかだ。
(4)
鍛錬を持続しながら臨むことだ。
それができなければ、どんなに才能があっても意味がない。
(5)
自分のやりたいことを途中でやめないことだ。
多くの人は自分の求めることが叶わないと途中でやめる。
(6)
何事にも動揺するな。
感情を持ち込むな。
悲しみや憐れみを感じてはならない。
何も感じることなどない。任務を遂げろ。
(7)
残念なことだが、
目標の達成は必ずしも楽しい作業ではないよ。
決断力や意志、執念を持っていない人は些細な挫折で降参してしまう。
(8)
他人にどう思われるかを追い求めながら生きる、
俺たちはそんな社会に暮らしている。
俺たちは視覚的な人間なので、
目に映るものを信じようとする。
しかしそれが必ずしも真実とは限らない。
(9)
何を欲するにしても、
特に何かで世界一になりたいと強く願っているとすれば、
失望の瞬間は必ず訪れる。
だからそのことに感情的に縛られるな。
さもないと魂を破壊されてしまう。
(10)
「なれるものなら君のようになりたい…」と皆は言う。
俺の境遇に身を置きたいなどという連中は、
俺のことを10分の1もわかっちゃいない。
もし俺と同じ境遇になれば、赤ん坊のように泣きだすだろう。
(11)
あの全盛期のおれと出会ったら、
今のおれ自身でも恐怖を感じるよ。
(12)
思うに福祉ってのは最悪だな。
クラックより酷い中毒になっちまう。
頼っちまうんだ。
ただで何かを貰うのがどれだけ楽か、分かるか?
何もせずにただベッドに寝て、色んな男とヤりまくって、
子供をゴロゴロ作ってればそれだけで福祉の金が入ってくるんだ。
そんなことをしてれば、
すぐにモラルも倫理も仕事に対する価値観もなくしちまう。
福祉ってのはそういうもんだよ。
(13)
いいか、メイウェザーがアリと
肩を並べるくらい偉大な領域に近づいているとしたら
奴は自分の子供を学校に連れていけるはずだ。
でも奴は自分で子供を学校に連れていけてないじゃないか。
それに、メイウェザーは自分が偉大だと言っているって?
偉大さっていうのはな、
自分自身を人から守ることじゃないんだ。
人から受け入れられるってことなんだ。
奴は一人で子供を学校に連れていけないだろ。
(14)
本当の自由は、
何も持たないことなんじゃないかな。
1セントさえ持てなかったときのほうが、
もっともっと自由だった。
(15)
自分の情熱に従え。
自分の本能に忠実になれ。
人の群れに惑わされず、いつも自分でいろ。