君のいない天国よりも、君のいる地獄を選ぶ。小説家 スタンダールの言葉

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(1)

 

愛情には

一つの法則しかない。

それは愛する人を幸福にすることだ。

 

 

(2)

 

君のいない天国よりも、

君のいる地獄を選ぶ。

 

 

(3)

 

愛する人と

共に過ごした数時間、

数日もしくは数年を経験しない人は、

幸福とは

いかなるものであるかを知らない。

 

 

(4)

 

精神の

いちばん美しい特権の一つは、

老いて尊敬されることである。

 

 

(5)

 

幸せを言葉で語ると

幸せを減らしてしまう。

 

 

(6)

 

憎悪にも結晶作用がある。

恨みをはらせる希望が出てくると、

あらためて憎みはじめるのだ。

 

 

(7)

 

恋愛が与えうる最大の幸福は、

愛する人の手を

はじめて握ることである。

 

 

(8)

 

私は

自分の尊敬するものしか恐れない。

 

 

(9)

 

恋の喜びはいつも、

不安の大きさに比例する。

 

 

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(10)

 

情熱を持って

恋したことのない人間には、

人生の半分、

それも美しいほうの半分が隠されている。

 

 

(11)

 

幸福は伝染するものだ。

 

 

(12)

 

もし幸福になろうと思うなら、

幸福な人々の中で生きたまえ。

 

 

(13)

 

人間がこの世に存在するのは、

金持ちになるためではなく、

幸福になるためだ。

 

 

(14)

 

人生はあまりにも短く、

そして退屈し浪費した時間は

決して取り戻すことができないのだ。

 

 

(15)

 

金を分かち合えば愛を増し、

金を与えれば愛を殺す。

 

スタンダール(Stendhal、1783年1月23日 – 1842年3月23日)、グルノーブル出身のフランスの小説家。本名はマリ=アンリ・ベール(Marie Henri Beyle)。ペンネームのスタンダールはドイツの小都市シュテンダルに由来すると言われている。代表作に『恋愛論』(1822年)『ヴァニナ・ヴァニニ』(1929年)『赤と黒』(1830年)『リュシアン・ルーヴェン』(1835年)『パルムの僧院』(1839年)など。

 



 

著:スタンダール, 翻訳:大岡 昇平
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