今が一番大事なときだ。もう一歩。武者小路実篤の言葉

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(1)

 

もう一歩。

いかなる時も自分は思う。

もう一歩。

今が一番大事なときだ。

もう一歩。

 

 

(2)

 

自分の力に

合うことだけしろ、

その他の事は、

おのずと道が

開けてくるまで待て。

 

 

(3)

 

心配しても

始まらないことは

心配しない方が利口だ。

心配すべきことを

心配しないのはよくないが、

それも大胆に、

いじけずに心配すべきだ。

 

 

(4)

 

この道より我を生かす道はなし、

この道を行く。

 

 

(5)

 

幸福をつかむことを

恐れるな。

 

 

(6)

 

他人がどうであろうと自分さえ、

ちゃんとしていればいい。

するだけのことをすればいい。

 

 

(7)

 

自分で幸福を感じている人は、

それだけで満足し感謝するが、

自分が幸福を感じないものは、

他人に尊敬されたかったり、

他人に報酬を求めたりする

傾向になりやすい。

 

 

(8)

 

すぐれた人間は、

いざと言う時が来ないでも、

いつも全力を出して

仕事をしている。

 

 

(9)

 

ふまれても

ふまれても

我はおきあがるなり

青空を見て微笑むなり

星は我に光をあたえ給うなり

 

 

(10)

 

尊敬すべき幸福な人は、

逆境にいても、

つまらぬことはくよくよせず、

心配しても

始まらないことは心配せず、

自分の力のないことは天に任せて、

自分の心がけをよくし、

根本から再生の努力をする人である。

 

武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ、1885年(明治18年)5月12日 – 1976年(昭和51年)4月9日)、日本の小説家・詩人・劇作家・画家。貴族院勅選議員。華族の出で、トルストイに傾倒し、『白樺』創刊に参加。天衣無縫の文体で人道主義文学を創造し、「新しき村」を建設して実践運動を行った。伝記や美術論も数多い。

 



著:武者小路 実篤, 編集:亀井 勝一郎
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