人を憎んでる暇なんてない。映画監督 黒澤明の言葉

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(1)

自分を飽きさせずに、

面白く働かせるコツは、

一生懸命努力して、

しつこく踏ん張るしかないんだ。

(2)

人間はロボットじゃないんだから

疲れれば休みたくなるんだ。

そういうときは潔く休めばいい。

怠けたい気持ちが湧き上がったら、

無理強いしてもいい仕事は出来ないよ。

(3)

人間の本質はそう大差はないんだ。

よく絶望とか

後悔とは無縁の強い人間だとか、

特別な才能があるとか言われるけど、

それは違うよ。

人に負けるのが嫌だから、

無茶なほど頑張るだけだ。

(4)

生きているのは苦しい

とかなんとか言うけれど、

それは人間の気取りでね。

正直、生きているのは

いいものだよ。

とても面白い。

(5)

頂上を見ると辛くなるから

頂上を見ないようにと思い、

足元を見てコツコツ歩いていくんだ。

そのうち風が変わってきて、

もうすぐ峠だと感じる。

そういうところで

面白い展開が起こってまたやる気が出る。

そんなことを繰り返していると、

頂上にたどり着くんだけどね。

(6)

些細なことだといって、

ひとつ妥協したら、

将棋倒しにすべてが

こわれてしまう。

(7)

人を憎んでる暇なんてない。

わしには、そんな暇はない 。

(8)

ハッキリと言わなければ、

かえって人を

傷つけることもある。

(9)

自分が本当に好きなものを

見つけて下さい。

見つかったら、

その大切なもののために、

努力しなさい。

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(10)

君たちは、

努力したい何かを

持っているはずだ。

きっとそれは、

君たちの心のこもった、

立派な仕事になるでしょう。

(11)

最初は

どんな仕事も分からないし、

出来なきゃ

面白くないのがあたり前だ。

(12)

全体があって部分がある、

一箇所に固執しすぎてもいけない、

バランスとハーモニーが大切だから、

いっそ切り捨てなければ

いけないってこともある。

止めるとか、忘れるのも

大切な選択肢の一つだよ。

(13)

人間は弱いものだからね、

平穏無事に生きているときは

大して良い考えなんか出てこないのさ。

(14)

ここを踏み外したら終わりと

追い詰められた時、

やっとこさっとこ頭がフル回転し始める。

そんなら、

最初から考えておけば

良いのにねと思うけどね。

グータラしているときは

思いつかないものなんだ。

(15)

分からない時は、

とにかく皆が走る方向にいっしょ走って、

自分に出来ることからやってみればいい。

時間が経てば

客観的に冷静に見えてくる。

そうなれば今

自分は何をまずするべきか、

分かってくるよ。

臆病になっちゃいけない。

黒澤明(くろさわ あきら、1910年〈明治43年〉3月23日 – 1998年〈平成10年〉9月6日)、日本の映画監督、脚本家、映画プロデューサー。第二次世界大戦後の日本映画を代表する監督であり、国際的にも有名で影響力のある監督の一人。1943年に『姿三四郎』で監督デビュー。『醉いどれ天使』(1948年)と『野良犬』(1949年)で日本映画の旗手として注目されたあと、『羅生門』(1950年)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞し、日本映画が国際的に認知されるきっかけを作った。その後『生きる』(1952年)、『七人の侍』(1954年)、『用心棒』(1961年)などが高い評価を受け、海外では黒澤作品のリメイクが作られた。1985年に映画人初の文化勲章を受章し、1990年にはアカデミー名誉賞を受賞した。没後、映画監督初の国民栄誉賞が贈られた。


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