往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし。天台宗 酒井雄哉師が残した言葉

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(1)

 

ひとつ道を見つけたら、

生涯それで生きていくと決める。

腹をくくっていれば

動揺したり迷ったりすることはない。

 

 

(2)

 

見方が違うだけで、

本当は同じものを

見ているってことはないだろうか。

角度や視点、経験、いろいろなもので

案外簡単に左右されてしまう。

 

 

(3)

 

むずかしい問題だなと思ったら

自分の力でできそうな部分を見つけて

そこからどんどん崩していけば

ゴールにたどり着けるんだ。

 

 

(4)

 

自分の身の丈にあったことを、

毎日毎日、

一生懸命やることが大事じゃないの。

 

 

(5)

 

寺ですることだけが修行ではないよ。

誰にとっても、

生きていることが修行なんだな。

 

 

(6)

 

往く道は精進にして、

忍びて終わり悔いなし。

 

― どんな苦難に出会おうと、それは自分を高めるための精進であり、たとえ、忍んで耐えるだけで終わってしまったとしても、悔いはない。

 

 

(7)

 

地球上には

たくさんの人がいるけど、

出会う人はその中のほんの一部。

 

 

(8)

 

大事なのは

「いま」

そして「これから」なんだ。

 

 

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(9)

 

大事なのは

実践するということなんだよ。

 

 

(10)

 

知識も財産も

向こう(死)に持っていけない。

死ぬ時に何も残っていない。

死は怖いとか怖くないとか、

目先のことにとらわれてはいけないよね。

 

 

(11)

 

みんな、

背伸びしたくなるの。

自分の力以上のことを見せようと思って、

ええかっこしようとするから、

ちょっと足元すくわれただけで

スコーンといっちゃう。

 

 

(12)

 

人生って、

こっちが疲れたら

全部「しんどい」ってことになってしまいがち。

考えを辛いことの一点に集中しすぎちゃう。

しんどいところは休ませておいて、

違うところに精神を集中させてみる。

 

 

(13)

 

仏さんは人生を見通している。

仏さんは

「道は開いてやるけれど、

後は自分でもって考えなさい。」って言うんだな。

簡単には人生の答えはくれない。

 

 

(14)

 

いま良いことをしても、

その結果は今日すぐに来るかもしれないし、

三代くらい後かもしれない。

でも、

それは早いか遅いかの違いで、

いました行いの結果が

必ずあらわれると思うと、前向きになれる。

いま良いことをしていけば、

未来は変わっていくかもしれない。

 

酒井雄哉(さかい ゆうさい、1926年(大正15年)9月5日 – 2013年(平成25年)9月23日 )、天台宗の僧侶。比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行した行者として知られる。天台宗北嶺大行満大阿闍梨、大僧正、比叡山一山 飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。

 



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