苦しみや悲しみ

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お釈迦様は、

この世の苦しみ・悲しみの根元は、

「思いどおりにならないこと」

と悟りました。

自分の思いどおりに

ならないことに対して、

それに逆らって

なんとかしようとするからこそ、

人は悩み・苦しむのです。

人の苦しみや悲しみは、

外から与えられるもの

ではありません。

苦しい・悲しいと思う心、

つまり、人の内(心)から

苦しみや悲しみが

発生しているのです。

だから、お釈迦様は、

こうおっしゃっています。

「すべて、受け入れなさい」と。

それは、頑張る生き方ではなく、

楽に生きる生き方です。

人に頼って、

人に甘えて、

あるいは人に頼られて、

時には人から甘えられて。

自分の思いどおりに

世の中を変えようとしないで、

それを受け入れて、

こころを楽にして生きてゆくこと。

そして、その最高の形は、

「ありがとう」と

感謝することだったのです。

水を飲めることに 「ありがとう」

息ができることに 「ありがとう」

食事できることに 「ありがとう」

仕事があることに 「ありがとう」

家族がいることに 「ありがとう」

友達がいることに 「ありがとう」

話ができることに 「ありがとう」

歩けることに   「ありがとう」

病気でないことに 「ありがとう」

生きていることに 「ありがとう」



著:正観, 小林正観
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コメント

  1. 榎並周三 より:

    歯が抜け始めて,二十年前この事に気付いていました。まだまだですね!
     ありがとう‍