大事なのはいままでではなく、これから。映画監督 堤幸彦の言葉

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(1)

政治運動に疲れて、大学も退学した。

ネクタイを締める仕事は

もう無理とあきらめた。

公園でボーとしていたら、

足元に転がってきた新聞に、

AD募集の広告があって、

東放学園専門学校に入ることからスタートした。

(2)

給料3万円の地獄のAD生活から始まって、

サザンオールスターズも

秋元康さんも自由だなと思ったり、

その悔しさと

コンプレックスがあるから、貪欲になれた。

(3)

楽しめる人が

プロフェッショナルだと思うし、

僕自身もずっと楽しみ続けたい。

楽しみを見つけたい。

そう思っている。

(4)

やる気の源は、

どんなことでも

「面白れぇー」と思うことです。

(5)

若い人にはあえて

10年くらい棒に振っても

いいんじゃないかと言いたい。

もちろん、

僕のように生きるのがいいと

いうつもりはもちろんないけれど、

地を這うようにもがいている間に、

人に譲れないものを

ひとつでも見つけられたら、

それは大きな財産になります。

(6)

何でもいい。

何かしらのものを見つけられたのなら、

棒に振った年月は決して無駄にはならない。

その何かをもとに、

それからの10年、20年を

自分の足で存分に歩いていけばいい。

(7)

僕の知る限り、

一流の人は、

ほとんど例外なく謙虚です。

(8)

いい仕事をするには最低限、

常に謙虚に

素直でいることが必要でしょう。

(9)

人にぞんざいに接している人は、

最初は調子がよくても、

人間関係の中で

徐々に姿を消していっています。

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(10)

自分は芸者であるとも思っています。

芸者はお座敷に呼ばれるために

芸を変えていかなければならない。

飽きられてしまうから、

頭も身体も

常に鍛えておかないといけません。

天狗になんかなっていられないですよ。

(11)

僕はいまも、

自分のことを

駆け出しの分際だと思っているんです。

(12)

本気の熱があるから

伝わるし、面白い。

(13)

自分の本当の満足度は、

どうだったのか。

(14)

若い人たちにいつも言うんです。

まずは20代のうちに、

「これが私です」と言えるものをつくっておけと。

そして、どんなにひどく、

寂しい状況だったとしても

出会いに目を見開いておけと。

(15)

大事なのは

いままでではなく、これから。

堤 幸彦(つつみ ゆきひこ、1955年11月3日 – )は、日本の演出家、映画監督。主な作品に『ケイゾク』『池袋ウエストゲートパーク』『TRICK』『SPEC』などがある。


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