南アフリカで同国初の黒人大統領となり、
ノーベル平和賞も受賞した
ネルソン・マンデラ氏が2013年12月5日夜、
ヨハネスブルクの自宅で死去した。
95歳だった。
反アパルトヘイト(人種隔離)の指導者として
活躍し、
「生まれながらにして
肌の色や出身や宗教を理由に
他人を憎む人は誰もいない。
憎しみは後から学ぶものであり、
もし憎しみを学ぶことができるなら、
愛することも教えられるはずだ。
愛はその反対の感情よりも、
人間の心にとって自然になじむものだから」
「どこであっても
自由への歩みは容易ではない。
我々の多くは、
望むものの頂上にたどりつくために、
死の影の谷を何度も何度も
通り抜けなければならない」
「自由や正義への我々の闘争は
人々の力を合わせて行うものだ。
そこに生きるすべての人のために、
より良い世界を作り出すのはあなた自身だ」
「あまりにも長く続いた
途方もない人間の苦しみの経験からは、
すべての人が
誇りを持てる社会が生まれなければならない」
こう、言葉を残している。