中途半端は、何もしなかったことと同じ。歴史作家 塩野七生の言葉

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(1)

中途半端は、

何もしなかったことと同じ。

(2)

ときに何もかも忘れて

夢をみることは、

子供よりも大人に必要だ。

(3)

自分が

凡人であることを知った凡人は、

もはや凡人ではない。

(4)

年をとるということは、

自分の可能性を

絞っていくことです。

(5)

男も女も、

可能性を絞るというのは、

可能性の限界を

知るということではありません。

集中すべき的を、

あくまでも絞り込むんです。

(6)

危機を打開するには、

何をどうやるか、よりも、

何をどう一貫してやりつづけるか、

のほうが重要です。

(7)

100%の満足を持つなんて、

自然ではない。

天地創造主の神様だって

幾分かの不満足は持ったに違いない。

本当の仕事とは、

こんな具合で少々の不満足を

内包してこそ、

実のあるものになるのだと思う。

(8)

キリスト教がその後も

長きにわたって勢力をもちつづけているのは、

いつまでたっても人間世界から

悲惨と絶望を

追放することができないからでもある。

(9)

正直に本心を

吐露すること自体は悪くない。

だがそれをしてよいかよくないか、

してよい相手かそうでないか、の

違いは厳として存在する。

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(10)

人間ならば誰にでも、

現実のすべてが見えるわけではない。

多くの人は、

見たいと欲する現実しか見ていない。

(11)

自由は誰もが欲する。

だが、

この自由なるもの、

それを駆使して

生きるとなると意外と大変で、

すべての人がその緊張に

耐えていけると考える方が

非現実的なのではないか。

(12)

「手段」を

つめることなしに口にする

「目的」は、

空証文以外の何ものでもない。

(13)

日本は

「美しい国」とまでは言わなくても

「いい国」になった方がいい。

一つ一つ具体的で小さなことを

解決して行くべき。

日本人はそういうことは

意外に上手いのですが、

時々狂ったように

抽象的なことを言い出すから困るのです。

(14)

危機の時代は、

指導者が頻繁に変わる。

首をすげ代えれば、

危機も打開できるかと、

人々は夢見るのであろうか。

だがこれは、

夢であって現実ではない。

(15)

国内に不安をもつ支配者は常に、

対外関係を確かなものにしようと努める。

塩野七生(しおの ななみ、1937年7月7日 – )、日本の歴史作家・小説家。


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