人の陰口を叩いてきた輩は、必ずその代償をいつか負うことになる。放っとけ。作家 伊集院 静が残した言葉

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(1)

自分以外の人、

生きているものの

痛みをわかる子供にすれば、

教育の半分はできたと考えなさい。

(2)

この頃、自分を恥じる。

たった一言でいいから

父を尊敬していたこと、

感謝していることを

言えなかったのか。

(3)

すぐに酔う酒は覚えるな。

(4)

一人で生きよ。

耐えて励め。

(5)

その仕事は卑しくないか。

その仕事は利己のみにならないか。

その仕事はより多くの人を

ゆたかにできるか。

その仕事は

ともに生きるためにあるか。

(6)

いつも何かを模索し、

何かを求め、

手をさしのべておかないと

運は降りてこない。

(7)

書物はこれを読み、

そののちに

何があるかが肝心である。

(8)

書物を生涯一冊も読まず、

かなりの生き方をした男、

きちんと生きている男は山ほどいる。

そういう男の方が

生半可に書物を読んだ男より

信用がおける。

(9)

人間が「老いる」のは、

死ぬ寸前のことだよ。

それまでは生きてる。

生きてるってことは

活きてると同じこと。

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(10)

精神が活き活きしていれば

それで充分だと思うぜ。

そりゃ物も忘れるし、

坂道を歩けば時間もかかる。

そのことと「老い」は違うんだ。

(11)

どんな仕事も、

コツコツやっていけば、

実るはずなんだ。

(12)

今、日本の大人の男は

あまりに軟弱である。

ちょい不良(ワル)オヤジ?

馬鹿もやすみやすみ言え。

そんな呼ばれ方をされるために

人生なかばまで歳を重ねた男が

いるわけがない。

(13)

世の中というものは、

自分の痛みでなければ

いとも簡単に物事を片付ける。

それが当然であり、世間というものだ。

〝ガンバレ〟では済まない、

希望の見えない人たちがいる。

子供を、孫を

失くした親が、祖父母がいる。

そのことを私たちは

肝に銘じておかねばならない。

(14)

人はそれぞれ

事情をかかえ、

平然と生きている。

(15)

人の陰口を叩いてきた輩は

必ずその代償を

いつか負うことになる。

放っとけ、とわしが言うのは、

放っておいても

陰口は消えるってことだ。

つまり陰口の顔、

そいつが消滅するってことだ。

伊集院静(いじゅういん しずか、1950年〈昭和25年〉2月9日 – 2023年(令和5年)11月24日)、日本の作家、作詞家。伊集院静は作家としてのペンネームである。作詞家としての筆名は伊達歩(だて あゆみ)。2016年、紫綬褒章受章。


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