(1)
やる気が出ないということは、
「やりたくない」ということ。
(2)
凝り固まった自分の価値観を疑うことがポイントです。
これまで使ったことのない言葉を発し、
価値観に揺さぶりをかけることによって、
「自分が思っているより自分は良いところがある」、
そして
「思っているよりダメな所もある」と気づきます。
その両方が視野に入っていれば、
ダメな所も笑って受け入れることができます。
(3)
憂鬱は増幅するという厄介な傾向を持っています。
憂鬱な人は、
しばしば「どうせ」上手くいかない、という言葉を口にします。
この「どうせ」が曲者です。
この言葉を言うと、
次は「やっぱり」という言葉が引き寄せられるという現象が起こるのです。
どうせ自分は仕事ができないから、
どうせ目の敵にされるから……と考えていると、
ことあるごとに
「やっぱり僕はできない」と感じることが増えます。
本当に「できない」からそうなるわけではありません。
「できないに違いない」と決めているから、
その証拠を探したいのです。
(4)
憂鬱になりがちな人は、
自分の評価をすべて人に委ねる傾向があります。
人にどう思われようと
自分で自分を尊重できるだけの基盤がないのです。
憂鬱から抜け出すには
自信という基盤が必要ということになります。
(5)
仕事が憂鬱で毎日が灰色。
そんな人たちは、
それぞれどんな心を抱えているのでしょうか。
共通しているのは
「言いたいことを言っていない」
「したいことをできていない」状態にあるということです。
つまり、
人は憂鬱になるとき、
何かを我慢しているのです。
(6)
そもそも
「続けることは良いことだ」という価値観がおかしいのです。
続けることは良いことだけれど、
タバコなど、これは続けたら良くないとか言い出すから、
もうわけがわからない。
続ける・続かない、良い・悪い
という価値観からまず自由になって、
好きなことを思い切り楽しみましょう。
それが結果として
「習慣化」につながるのではないかと思います。
(7)
「私はこんな人間なんだ……」
と落ち込むのではなく、
「私はこんな人間なんだ!(笑)」
と笑ってしまいましょう。
勝手にダメ人間だと思っているだけで、
そんなことくらいできなくてもいいのです。
だって、できないんですもの。
それが自分なのです。
わざわざポジティブに考えることさえ必要ないのです。
(8)
何かが習慣として続いているなら、
たまたま好きだったり、
たまたまやめるタイミングを逃したり、
たまたま環境が良かったり……、
全部「たまたま」です。
続かなかったことも同じ。
そんなことにこだわるより、
好きなことをやりましょう。
そうすれば、自ずと続くはず。
(9)
周囲から受けた親切を、
その都度「返さなければ」と思う必要もありません。
笑顔で受け取ることで、
してくれた相手も幸せになれるのだ、
と考えれば良いのです。
そうした懐の広さが、
周囲にも安心感と喜びを与えます。
(10)
心を満たすことは、「流れに乗る」ことです。
ときには仕事を後回しにして、自分の時間を作る。
自分の大切な家族とコミュニケーションを取る。
自分が好きなもの、したいことを問い直し、
それを我慢せずに勇気をもって実行する。
そうして心を満たしていくと、
本来の自分自身を輝かせることができます。
それが、より良い結果を生むことにもつながる。
(11)
圧的に怒鳴るタイプの人は、
実は臆病な性格を持っています。
すぐに噛みつく犬と同じで、
「自分が攻撃された」という恐怖心を感じるたびに、
猛烈に反撃してくるのが特徴です。
それを知っていれば、
ある程度
落ち着いて対処することができるようになるでしょう。
(12)
すべての人間関係を
円滑にしようと思うのは、土台無理な話です。
悩みやすい人はとかく「100点」を目指しがちですが、
一人や二人合わない相手がいても、
それが当たり前、と考えることが重要。
(13)
攻撃されたときに、
心の中で「私はあなたの味方ですよ」とつぶやいてみる。
これにより、
自分の中にある相手への不快感がリセットされ、
無用な反撃や意気消沈を防ぐことができます。
(14)
人間関係で悩みやすい人には、明確な特徴があります。
それは一言で言うと「真面目」だということです。
いわゆる「いい人」と言い換えてもいいでしょう。
いい人であることは、本人にとって息苦しいものです。
周囲の人々全員に対して、
いい人で居続けることはまず不可能だからです。
(15)
やめたいと思っているマイナスの習慣がある人もいるかもしれません。
でも、いいんですよ。
夜更かしをやめられない人は、夜更かしすればいいのです。
たぶん、何かが楽しいから夜更かししているんですよね。
夢中になって何かしていて、
「あっ、もうこんな時間だ。あー楽しかった」と眠ればいいのです。