(1)
「詩経」には300以上の詩がある。
しかし、
書かれている内容は一言であらわせる。
“誠実であれ”
(2)
人格者は広く交流する。
徳のない人物ほど一部に固まる。
(3)
人は、
それぞれに応じた間違いを犯す。
どんな間違いを犯したかを見れば、
その人を知ることができるだろう。
(4)
人格者には3つの畏れがある。
天命や、人格者の声、聖人の言葉だ。
徳のない人物は
天命を知らず、畏れも感じない。
人格者に馴れ馴れしく振る舞い、
聖人の言葉を侮辱する。
(5)
いくら口がうまくとも、
上辺だけの愛想でごまかす人間は
思いやりが足りないものだ。
(6)
ふるきをたずねて新しきを知る。
そうすることで人を教える師となれる。
(7)
自分がやりたくもないことを
他の人に求めるな。
(8)
物事とは、
聞いた後に忘れ、
見た後に覚え、
やった後に理解するものだ。
(9)
賢者は正義を知り、
愚か者は優越を知る。
(10)
もし、
自分の心に問いかけても
間違いが見当たらなかったのなら
それ以上何を心配し、
何を恐れる必要があるのだ?
(11)
どこへ行こうとも、
信念だけは忘れるな。
(12)
完璧な仕事をする人間は
まず、道具を磨く。
(13)
全てのものは美しい。
しかし、
全ての人に見えるわけではない。
(14)
徳ある人を見たら
その人に並ぶことをめざせ。
徳なき人を見たら
我が身を振り返り自省せよ。
(15)
十人が十人とも悪く言う奴、
これは善人であろうはずがない。
だからといって
十人が十人ともよくいう奴、
これも善人とは違う。
真の善人とは、
十人のうち五人がけなし、
五人がほめる人物である。