人生は全て過程である。完成もなければ、失敗もない。作家 曽野綾子の言葉

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(1)

運が悪い日は必ずあるのだ。

その日は全てを諦めて、

苦痛に耐え、

膝を抱いて座っている他はない。

(2)

自分の不幸を

特別なものだと

思わないようにすることが肝心。

(3)

この世は矛盾だらけだが、

その矛盾が

人間に考える力を与えてくれている。

(4)

人生は全て過程である。

これで完成ということもなければ、

これで失敗ということもない。

(5)

幸福は客観ではない。

幸福は完全に

密かな主観なのである。

(6)

運命に

裏切られることも

しばしばあって当然。

(7)

過程に学び、過程に迷い、

過程に愛し、過程に見苦しく

振る舞うのが人間の生きる自然の姿。

(8)

人間は

最後まで不完全である。

(9)

人を疑っても

利己主義にはなってはいけない。

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(10)

人間は死ぬまでに、

いくら歳を取っていても

死の前日でも、

いつでも生き直すことができる。

(11)

本当に人の心を救うのは、

その当人に与えると同時に、

その当人が

別の他人に与える側にも廻る

喜びを教えることである。

(12)

死を受容するには

年老いることや

病み惚けることが必要なのだ。

生きることがかったるくなり、

生きていても

半分眠っているような状態になる。

その過程が大切。

(13)

人生の時間を縁のある

気の合った他人と

少しずつ共有することができたら、

それは大きな幸福だし、

成功のなのだと思えばいい。

(14)

人は与えるからこそ、

大人になり老いぼれではなく

青年であり続けるのである。

(15)

人間は生き方において

自分の行動に責任を取り、

常に自分自身の人生の

主人でいなければならないのは本当だが、

寿命は天命に任さねばならない。

曽野綾子(その あやこ、1931年(昭和6年)9月17日 – )、日本の作家。「曾野」表記もある。夫は三浦朱門。『遠来の客たち』が芥川賞候補に挙げられ、出世作となった。以後、宗教、社会問題などをテーマに幅広く執筆活動を展開。エッセイ『誰のために愛するか』はじめベストセラーは数多い。近年は生き方や老い方をテーマとしたエッセイが多く、人気を集めている。保守的論者としても知られる。大学の後輩である上皇后美智子さまとは親交が深く、三浦の生前から夫婦ぐるみで親しかった。上皇后(天皇)夫妻が葉山で静養する折、夫妻で三浦半島の曽野の別荘を訪問することも多い。日本財団会長、日本郵政取締役を務めた。日本芸術院会員。文化功労者。


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