怒るな。愚痴をこぼすな。人のために善をなせ。早稲田大学創設者 大隈重信の言葉

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(1)

成功があるかもしれませぬけど、

成功よりは失敗が多い。

失敗に落胆しなさるな、

失敗に打ち勝たねばならぬ。

度々失敗するとそれで此大切なる経験を得る。

(2)

個人としては幾多の失敗を重ねたが、

しかし恐縮はせぬ。

失敗はわが師なり。

失敗はわが大いなる進歩の一部なり。

(3)

怒るな。

愚痴をこぼすな。

過去を顧みるな。

望を将来に置け。

人のために善をなせ。

(4)

施して報を願わず、

受けて恩を忘れず。

(5)

人間は希望によって生活している。

希望そのものは人間の命である。

(6)

人の志操は

失意の時に真にして、

人の情好は

失意の時に密なるものである。

(7)

男性だけが活躍する社会は

国力の半分を無駄にしている。

(8)

我が輩は楽観説である。

人生を重んじて、

常に未来に光明を望んで行くのである。

(9)

若い人は高尚な理想を

持たなければならない。

そしてそれを行う

勇気がなければならない。

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(10)

顧みて過去の行程を想うとき、

その大部分は、

多くは失敗と蹉跌との歴史である。

(11)

枝葉を切っても木は蘇らない。

根元を掘って自然の力、

太陽光を根にあてて水を注げば、

木は蘇生する。

(12)

人間が生きるのは、

社会の利益のために存在するということだ。

ただ生きているのではつまらない。

(13)

学問は脳、仕事は腕、

身を動かすは足である。

しかし、卑しくも大成を期せんには、

先ずこれらすべてを統ぶる

意志の大いなる力がいる。

これは勇気である。

(14)

道が窮まったかのようで

他に道があるのは世の常である。

時のある限り、

人のある限り、

道が窮まるという理由はないのである。

(15)

何事も楽観的に見よ。

大隈重信(おおくま しげのぶ、天保9年2月16日〈1838年3月11日〉- 大正11年〈1922年〉1月10日)、日本の政治家・教育者。位階勲等爵位は従一位大勲位侯爵。菅原姓。参議、大蔵卿、内閣総理大臣(第8・17代)、外務大臣(第3・4・10・13・28代)、農商務大臣(第11代)内務大臣(第30・32代)、枢密顧問官、貴族院議員。報知新聞経営者(社主)。聖路加国際病院設立評議会会長。同志社大学社友。通貨・円の制定、日本初の鉄道敷設、政党内閣制を基軸にした即時国会開設を主張するなど議会制推進。早稲田大学を創設し官学に匹敵する高等教育機関を育成するために力を注いだ。また、日本における女子高等教育の開拓者の1人であり、成瀬仁蔵と共に日本女子大学を創設。立教大学の発展にも携わった。



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