幸運な人生の人には敗者、弱者の心情はわからない。立川談志が残した言葉

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(1)

 

よく覚えとけ。

現実は正解なんだ。

時代が悪いの、

世の中がおかしいと

いったところで仕方ない。

現実は事実だ。

 

 

(2)

 

現状を理解、分析してみろ。

そこにはきっと、

何故そうなったかという原因があるんだ。

現状を認識して把握したら

処理すりゃいいんだ。

その行動を起こせない奴を

俺の基準で馬鹿という。

 

 

(3)

 

型ができてない者が

芝居をすると型なしになる。

メチャクチャだ。

型がしっかりした奴が

オリジナリティを押し出せば

型破りになれる。

どうだ、わかるか?

難しすぎるか。

 

 

(4)

 

結論を云えば

型をつくるには稽古しかないんだ。

 

 

(5)

 

上品=

欲望にたいして

動作がスローモーな奴。

 

 

(6)

 

酒は

人間を悪くするものではなく、

人間がいかにダメなものかを

教えてくれるものである。

 

 

(7)

 

小言というのは、

己の

『不快感の瞬間的発散』であって、

『教育』とは違う。

 

 

(8)

 

俺は

馬鹿に嫌われるのが得意だ。

 

 

(9)

 

努力とは、

馬鹿に与えた夢である。

 

 

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(10)

 

快適さを精神において

追求するのが文化で、

物質に頼って

求めるのが文明である。

 

 

(11)

 

幸運な人生の人には

敗者、弱者の心情はわからない。

 

 

(12)

 

イイ奴とは

自分に

都合のいい奴である。

 

 

(13)

 

(「未来とは何か?」について)

修正できると思っている過去。

 

 

(14)

 

人間という不完全な生物が生まれ、

知恵を持っていたから火をおこし、

雨風を防ぎ、絶滅せずにきた。

そのうち好奇心が芽生え、

いい好奇心を文明と呼び、

悪い好奇心を犯罪と呼んだ。

いいも悪いもそれが人間の業じゃねえか、

しょうがねえじゃないと

肯定してくれる非常識な空間が

悪所といわれる寄席であった。

 

 

(15)

 

人生なんて

食って、寝て、

やって、終わり。

 

七代目 立川談志(たてかわ だんし、1935年〈昭和10年〉12月2日 – 2011年〈平成23年〉11月21日)、落語家、政治家。落語立川流家元。古典落語に広く通じ、現代と古典との乖離を絶えず意識しつつ、長年にわたって理論と感覚の両面から落語に挑み続けた。古典落語を現代的価値観・感性で表現し直そうとする野心的努力が高く評価されたが、その荒唐無稽・破天荒ぶりから好き嫌いが大きく分かれる落語家の一人でもあった。落語のみならず、講談、漫談をも得意とするなど、芸域の広さで知られた。五代目三遊亭圓楽、三代目古今亭志ん朝、五代目春風亭柳朝(柳朝没後は八代目橘家圓蔵)と共に「江戸落語若手四天王」と呼ばれた。自ら落語立川流を主宰し、「家元」を名乗る。

 



 

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コメント

  1. 轟修平 より:

    同じような考えです。
    僕は、慇懃無礼よりヤクザが好きです。
    つまり北朝鮮や中国より、どこぞの国のほうが立ち悪いと思います。