基本を超えるには、基本を極めるしかない。「幻冬舎」創業者 見城徹の言葉

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(1)

 

何かがうまくいってるときに、

人はみんな

「運がいいよね、うまくいっちゃって」

って言うけれども、冗談じゃないよ。

俺はあなたの100倍

血のにじむような努力をしてるんだ

っていうふうに言いたい気持ちを抑えて、

飲み込むわけですよ。

それを言っちゃったら馬鹿だから。

 

 

(2)

 

「運がいいよね」って言われてないときは、

うまくいってないときだから、

「運がいいよね」って言われなきゃ

駄目なんですよ。

そのときに自分で、

これほどの努力を人は運というか、

っていうふうに苦笑しているというのが、

一番いい時だと思うんですよね。

 

 

(3)

 

小手先とか、表面的とか、上辺とか、

それが一番嫌なの。

それでやってる限り、

結局出てくる結果も、

上辺や、表面的や、小手先でしかない。

 

 

(4)

 

チャンスは「今がチャンスだ」

と思うものではない。

後から「あれはチャンスだった」

と思うものなのだ。

 

 

(5)

 

「神は細部に宿る」

という建築家の言葉は、

仕事にもあてはまる。

つい、見過ごしてしまうものにこそ、

事を左右する鍵がある。

 

 

(6)

 

小さなことを守れないやつに、

大きな仕事などできるはずがない。

 

 

(7)

 

その人が、ただの薄っぺらい野心家か、

それとも何かを創り出す人かを

見分けるのは、たやすい。

その人に自己嫌悪があるか、どうか。

この視点を持てば、すぐに判別できる。

 

 

(8)

 

ただの野心家は、

自分をひけらかすことに何より喜びを感じ、

それに終始する。

そこに他者の視点はない。

一方、創造者は、

自分を表現したい欲求が

他者にどう映るかを常に考える。

そのため、自己肯定と自己否定を、

たえず行き来している。

その葛藤が何かを生み出すのだ。

 

 

(9)

 

誰でも、面倒なことは避けたがる。

それをあえて行うことにより、

凡庸を脱する道が開けるのだ。

いばらの道を一歩ずつ進むことでしか、

勝利へは近づけない。

 

 

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(10)

 

何の報いも期待されず、

何かを与えられた者は、

どう思うだろう?

何としても相手に

多く返したいと思うにちがいない。

そこに人を動かす力の本質がある。

 

 

(11)

 

「運がよかった」は、

謙遜でのみ使うべきだ。

断じて他人をこう評するべきではない。

その言葉は思考を停止させ、

努力を放棄させ、成長を止めてしまう。

 

 

(12)

 

基礎と格闘せず、

早道を行こうとする奴は、

たいてい失敗する。

表面だけで、根本がないからだ。

 

 

(13)

 

突き抜けたことをしたいなら、

基礎を徹底的に学ぶことだ。

基本を超えるには、

基本を極めるしかない。

 

 

(14)

 

「迷った時は、やめておく」

という人がいるが、

僕はそれとは正反対だ。

「迷った時は、前に出ろ」

これが僕の信条だ。

 

 

(15)

 

一番伝えたいのはやはり

「正面突破」なんです。

本気で成功したいなら

逃げたらダメなんです、逃げたら。

 

見城徹(けんじょう とおる、1950年〈昭和25年〉12月29日 – )、日本の編集者、実業家。株式会社幻冬舎代表取締役社長。株式会社タッチダウン代表取締役社長。株式会社キャブ代表取締役社長。エイベックス株式会社取締役(非常勤)。株式会社テレビ朝日の放送番組審議会の委員長。

 



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