(1)
人の悪口を言えば
自分も不愉快になる。
嫌な人はどこにでもいます。
見ざる 聞かざる 言わざるが楽。
(2)
指をさして人を非難する前に、
君のその手がよごれていないか
確かめてくれ。
(3)
不幸は、
本当の友人でない者を
明らかにする。
(4)
他人を幸福にするのは、
香水をふりかけるようなものだ。
ふりかけるとき、
自分にも数滴はかかる。
(5)
恨みを抱くな。
大したことでなければ、
堂々と自分のほうから謝ろう。
頑固を誇るのは小人の常である。
(6)
感情で表情が変わる人より、
表情で感情を変える人が賢者。
(7)
誰でも友人の悩みには
共感を寄せることができる。
しかし
友人の成功に共感を寄せるには
優れた資質が必要だ。
(8)
だれかを裁きたくなったら、
黙って自分に言い聞かせましょう。
「あの人はあれでも
ベストをつくしているのだ」と。
それから、そんな自分を許しなさい。
(9)
あなたがたとえ
氷のように潔癖で
雪のように潔白であろうとも、
世の悪口はまぬがれまい。
(10)
相手が不快なことを口走っても嫌がらずに、
むしろ積極的にそれを取り上げて、
少しでも相手の意見を
尊重していることを示すのだ。
そうすれば
相手もこちらの意見を尊重してくれる。
(11)
答えはもう出ているのに
それを認めたくないとき、
人は他人の意見をもとめる。
(12)
あの人は本当は頭がいいから
阿呆の真似ができるのね。
上手にとぼけてみせるのは、
特殊な才能だわ。
(13)
グチは一度目は聞いてあげよう。
二度目は話題を変えてあげよう。
(14)
火をもって
火を制しようとする人は、
自らもまた灰となってしまう。
(15)
人生は短い。
だから友よ、空騒ぎしたり、
争ったりする暇なんてないんだ。