人間、好奇心がなくなったらおしまいだ。小説家 遠藤周作の言葉

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(1)

神とは背中を

そっと

押してくれるような働きである。

(2)

人間には

どうしても動かせない

運命というものがある。

その運命の支配する限り、

どんなに努力しても仕方がない。

(3)

自分の考えだけが

何時も正しいと信じている者、

自分の思想や行動が決して

間違っていないと信じている者、

そしてそのために

周りへの影響や迷惑に気づかぬ者、

そのために他人を不幸にしているのに

一向に無頓着な者

――それを善魔という。

(4)

人間には

この世に生きていくためには、

他人に対する『けじめ』がある。

(5)

仕事とは誇りだ。

誇りを失って儲けるのは

己の仕事への尊重を失うことだ。

(6)

人間、

好奇心がなくなったら

おしまいだ。

(7)

人は

人の前を横切らずには

生きていけない。

(8)

不幸や苦痛は

それがどんな種類であれ、

人間に孤独感を同時に与えるものだ。

(9)

人生は

どんな外形をとっても

本質は同じものなのである。

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(10)

人間の野心はあさましい。

野心は人間をあさましくする。

(11)

人間の

醜悪な欲望は

尽きることがない。

(12)

私は、死というのは、

この世界から

新しい生命に入る通過儀礼だと

いうふうに思っています。

通過儀礼ですから、

それは試練であり、

そして恐怖があり、

苦しみが伴うのだと思います。

(13)

人間には、

どんなに努力しても

成ることと成らぬことがある。

(14)

いかなる場合でも

弱い人間は自己弁解をする。

(15)

生活と人生とは違う。

遠藤周作(えんどう しゅうさく、1923年〈大正12年〉3月27日 – 1996年〈平成8年〉9月29日)、日本の小説家。12歳の時カトリック教会で受洗。評論から小説に転じ、「第三の新人」に数えられた。その後『海と毒薬』でキリスト教作家としての地位を確立。日本の精神風土とキリスト教の相克をテーマに、神の観念や罪の意識、人種問題を扱って高い評価を受けた。ユーモア小説や「狐狸庵」シリーズなどの軽妙なエッセイでも人気があった。日本ペンクラブ会長。日本芸術院会員。文化功労者。文化勲章受章。


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