部下を優遇し、なるべく多く彼らに分け与えよ。三菱財閥 岩崎弥太郎の言葉

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(1)

無駄をなくすということは、

口に出して言うのは簡単でも、

実行するのは難しい。

(2)

樽の上からすくって飲むやつは、

たとえ一升飲まれても

三升飲まれてもたいしたことはない。

怖いのは樽の底から一滴でも漏ることだ。

(3)

機会は

人間一生のうちに誰でも

一度や二度は必ず来るものである。

それを捉え損ねると、

その人は一生立身できない。

(4)

事業は

必成を期し得るものを選び、

いったん始めたならば

百難にたわまず勇往邁進して、

必ずこれを大成しなければならぬ。

(5)

自信は

成功の秘訣であるが、

空想は敗事の源泉である。

(6)

平々凡々と

人の下にいるのは、

死ぬこととさえ同じ。

これは私の性格である。

(7)

機会は魚群と同じだ。

はまったからといって

網を作ろうとするのでは

間に合わぬ。

(8)

創業は大胆に、

守成は小心たれ。

(9)

よく人材技能を鑑別し、

すべからく適材を適所に配すべし。

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(10)

奉公至誠の念に全て

寸時もこれを離るべからず。

(11)

部下を優遇し、

事業の利益は

なるべく多く彼らに分け与えよ。

(12)

酒は大いに飲むべし、

酔うべからず。

飲んで乱れる弱卒は

用いるに足らず。

(13)

小僧に

頭を下げると思うから

情けないのだ。

金に頭を下げるのだ。

(14)

およそ事業するには、

まず人に与えることが必要である。

それは必ず大きな利益をもたらす。

(15)

【岩崎家の家訓】

1.天の道にそむかない。

2.子に苦労をかけない。

3.他人の中傷で心を動かさない。

4.一家を大切に守る。

5.無病の時に油断しない。

6.貧しい時のことを忘れない。

7.忍耐の心を失わない。

岩崎弥太郎(いわさき やたろう、天保5年12月11日〈1835年1月9日〉- 明治18年〈1885年〉2月7日)は、日本の実業家。三菱財閥の創業者。日本で初めてボーナスを出した人物である。


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