他を責める前に、自己の約束に忠実であれ。教育者 新渡戸稲造の言葉

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(1)

 

夢もまた

人生の一部である。

夢のない人生はない。

 

 

(2)

 

理想を

行動に移すことが人生である。

理想なしにぶらぶら

流れのまにまに生きているのでは、

存在するというだけで、

人間の生活をしているとは言いがたい。

 

 

(3)

 

思うところは目的以上に置け。

天に登ろうとして、

ようやく屋根に

登るようなものである。

 

 

(4)

 

一生の目的を

高きに置いてこれを追えば、

途中の障害は

多いようでも多くないものと思える。

 

 

(5)

 

善い意味のプライドとは、

自分の心を潔く守るように

努力することである。

 

 

(6)

 

悪いプライドは、

他を侮り、見下げ、いばることである。

本当は持たない者なので、

感情的に持つ者をねたんだり、

恨んだり、憎んだりするのである。

 

 

(7)

 

人物の価値を測る基準は、

人格を重視すべきである。

その人のした仕事よりも、

その人の性格を重くみることである。

 

 

(8)

 

自分に人を疑う心が起こった時、

ちょっと自分を振り返って、

疑う心の起こる理由を

自分に尋ねよう。

 

 

(9)

 

恥じるより改めることが大切。

恥ずかしいと

思うだけに止まるならば、

何の効果もない。

 

 

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(10)

 

それぞれの人格を尊敬しよう。

あの人も人である。

いや、神である。

自分も人である。

自分の好まないことは人も好まない。

 

 

(11)

 

他人にどのような欠点があっても、

程度が違うにしても、

同じ人間である以上は、

自分にも必ず

いくぶんの同じ欠点がある。

 

 

(12)

 

反対の説にも

耳を傾ける心を養え。

自分の嫌いと思う人の

説なり行動なりを、

冷静に客観的に考える心を養いたい。

 

 

(13)

 

親切には法律以上の力がある。

親切があって

社会ははじめて円滑となり、

温か味を添えられる。

 

 

(14)

 

偽善と思われても

親切を外に現わせ。

内に親切心はないにしても、

外に親切を行為にする。

この行為は

偽りではない、真である。

 

 

(15)

 

他を責める前に

自己の約束に忠実であれ。

第一に

自分の職務に忠実であることが

欠くことのできない義務である。

小さい職務から忠実に果たせ。

小さいものに忠実であるものは、

大きなものに対しても

忠実に果たせるであろう。

 

新渡戸稲造(にとべ いなぞう、文久2年8月8日〈1862年9月1日〉- 昭和8年〈1933年〉10月15日)、日本の教育者・思想家。農業経済学・農学の研究も行っていた。国際連盟事務次長も務め、著書『武士道』は、流麗な英文で書かれ、長年読まれている。日本銀行券のD五千円券の肖像としても知られる。東京女子大学初代学長。東京女子経済専門学校(後の東京文化短期大学、現在の新渡戸文化短期大学)初代校長。

 


 

著:新渡戸 稲造, 編集:実業之日本社
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