国民の皆さん、
私たちの祖先は、
国を建て初めた時から、
道義道徳を大切にする、
という大きな理想を掲げてきました。
あなたを生み育ててくれた両親に
「お父さんお母さん、ありがとう」
と感謝しましょう。
兄弟のいる人は、
「一緒にしっかりやろうよ」と、
仲良く励ましあいましょう。
縁あって結ばれた夫婦は
「二人で助けあっていこう」と、
いつまでも協力しあいましょう。
また、
もし間違ったことを言ったり行った時は、
すぐ「ごめんなさい。良く考えてみます」と
自ら反省して、
謙虚にやりなおしましょう。
どんなことでも
自分ひとりではできないのですから、
いつも思いやりの心をもって
「みんなにやさしくします」と、
博愛の輪を広げましょう。
誰でも自分の能力と人格を高めるために
学業や鍛錬をするのですから、
「進んで勉強し努力します」という意気込みで、
知徳を磨きましょう。
さらに、
一人前の実力を養ったら、
それを活かせる職業に就き、
「喜んでお手伝いします」という気持ちで
公=世のため人のため働きましょう。
皇室にとっても国民にとっても
「いいもの」は、日本の伝統ですから、
いつまでも
「大事にしていきます」と心がけて、
守り通しましょう。
この伝統的な人の道は、
昔も今も変わることのない、
また海外でも十分通用する
普遍的な心理にほかなりません。
ここで皆さんに
「まず、自分でやってみます」と
明言することにより、
その実践に努めて手本を示したいと思います。