強さと美しさは似ている。工学博士 森博嗣の言葉

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(1)

「強さ」と

「美しさ」は似ている。

(2)

「強い」とは、

自分の「弱さ」を

知っていることであり、

「美しい」とは、

自分の「醜さ」を

知っていることである。

(3)

人間は

生まれたときが一番頭がいい。

年をとるとどんどん馬鹿になる。

(4)

人間だけが、

悲しいのに笑える。

嬉しいのに泣けるのだ。

(5)

自然界にあるものは、

綺麗な結晶ほど強いのに

人間だけはその逆。

人間はクリスタルではない。

(6)

大人になるほど、

どんどん単純へ向かうんだよ。

(7)

あまり

気になさらない方が良いです。

僕も貴女も、

時間は未来にしか残っていません。

(8)

問題を解くことが

その人間の能力ではない。

(9)

人間の本当の能力とは、

問題を作ること。

何が問題なのかを発見することだ。

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(10)

正解とは、真実とは、

本人が最も納得できる

仮説に他ならないのです。

(11)

「やる気」も「やりがい」も、

ちょっとした装飾である。

「やる気」の有無は重要ではない。

(12)

問題は

「やる」か

「やらないか」の違いだ。

(13)

Time is moneyなんて言葉があるが、

それは、時間を甘く見た言い方である。

金よりも時間の方が何千倍も貴重だし、

時間の価値は、

つまり生命に限りなく等しいのである。

(14)

優しいというのは、

矛盾を許容できる、

という意味だよ。

(15)

人は常に理由を持って

行動するのではない。

それにもかかわらず、

常に理由を探そうとする。

森博嗣(もり ひろし、1957年〈昭和32年〉12月7日 – )、日本の工学者・小説家・随筆家・同人作家。工学博士(名古屋大学・論文博士・1990年)。元名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻助教授。ローマ字表記は「MORI Hiroshi」。近年は、清涼院流水が立ち上げたプロジェクト「The BBB」(Breakthrough Bandwagon Books)に参加し、「スカイ・クロラ」「すべてがFになる」など英語版の著作を発表している。


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