ほめてくれる人と付き合うこと

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「きれいだよ」

 

と声をかけられながら育った植物は、

 

美しい花をつけるといいます。

 

また、

 

「ありがとう」という言葉をかけると

 

水が美しい結晶を作るといいます。

 

人は「ほめられて伸びるタイプ」と

 

「しかられて伸びるタイプ」に

 

分かれるともいいますが、

 

誰でも、基本的には、

 

ほめられるほど魅力的に成長して

 

いくものだと思います。

 

私自身もまた、そうでした。

 

でも、皆さんの中には、

 

子どもの頃から

 

「おまえはダメだ!」

 

「こんなこともできないの?」と、

 

ご両親や学校の先生に

 

怒られてばかりでほめられた記憶がない、

 

というかたも

 

いらっしゃるかもしれません。

 

長く言われてきたことは、

 

それがネガティブな言葉であれ、

 

ポジティブな言葉であれ、

 

私たちの心の奥に潜む無意識の領域

 

「潜在意識」に深く刻まれるものです。

 

そのため現在、

 

どうしても「自分に自信が持てない」

 

「私にはなんの取りえもない」と、

 

悲観的になっている方も

 

いらっしゃるでしょう。

 

でも、だいじょうぶ。

 

今からでも遅くはありません。

 

よりポジティブに変身するために、

 

「自分をほめてくれる人」と

 

つきあうようにすればいいのです。

 

あなたをけなす人、

 

あなたに否定的な人と無理に

 

つきあう必要はありません。

 

大人になった私たちは、

 

自分の生きる環境、

 

いっしょに過ごす人を自ら選択

 

することができます。

 

愛情を持って育てた花が

 

いきいきと咲くように、

 

自分を

 

ほめてくれる人たちとつきあうことで、

 

私たちが例外なく

 

持っている才能という種を

 

芽吹かせることができるのです。

 

幼い頃の私は、温かい家庭にも、

 

経済的な豊かさにも

 

恵まれていませんでした。

 

けれども私が今

 

ここまで来れたのは、

 

大人になってから、意識的に

 

行ってきたことのおかげだと

 

感じています。

 

それは、

 

いつでも自分を

 

心地よくさせてくれる人、

 

自分の魅力を評価してくれる人と

 

いっしょに行動してきたことです。

 

「すなおだね」

 

「いつも明るく元気だね」

 

「一生懸命お仕事しているね」

 

など、

 

どんな小さなことでもいいのです。

 

日常的に

 

ポジティブな言葉をかけられていると、

 

潜在意識が刺激され、

 

自信が持てるようになり、

 

気がつくと、より魅力的な自分へと

 

変わっているのです。

 

これは恋愛においても同じこと。

 

「きれいだね」

 

「かわいいね」

 

と言ってくれる恋人といると、

 

ほんとうにそのとおりになって

 

いくものです。

 

常に

 

自分をほめてくれる人といること。

 

それは、

 

決して自分を

 

甘やかすことではありません。

 

自分の可能性を

 

最大限に引き出すための、

 

積極的な選択なのです。

 

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著:堀向勇希
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