大人になった今、読み返したくなる『芥川龍之介』の名言

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(1) 人生は一箱のマッチに似ている。 重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である。

打ちおろすハンマーのリズムを聞け。
あのリズムが在する限り、芸術は永遠に滅びないであろう。

我々の生活に必要な思想は三千年前に尽きたかもしれない。我々はただ古い薪に新しい炎を加えるだけであろう。

女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。
しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである。

創作は常に冒険である。
所詮は人力を尽した後、天命にまかせるより仕方はない。

(2) 人生の競技場に踏みとどまりたいと思ふものは、創痍を恐れずに闘はなければならぬ。

わたしは二三の友だちには、たとい真実を言わないにもせよ、
嘘をついたことは一度もなかった。
彼等もまた嘘をつかなかったら。

阿呆はいつも、彼以外の者を阿呆であると信じている。

我々に武器を執らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。
しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である。

好人物は何よりも先に、天上の神に似たものである。
第一に、歓喜を語るに良い。
第二に、不平を訴えるのに良い。
第三に、いてもいなくても良い。

(3) 人間は時として、満たされるか満たされないかわからない欲望のために一生を捧げてしまう。
その愚を笑う人は、つまるところ、人生に対する路傍の人に過ぎない。

われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。

軍人の誇りとするものは、小児の玩具に似ている。なぜ軍人は酒にも酔わずに、勲章を下げて歩かれるのであろう。

古人は神の前に懺悔した。
今人は社会の前に懺悔している。

あなた方のお母さんを慈しみ愛しなさい。
でもその母への愛ゆえに、自分の意志を曲げてはいけない。
そうすることが後に、あなた方のお母さんを幸せにすることなのだから。

(4) 正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであろう。正義も理屈をつけさえすれば、敵にも味方にも買われるものである。

我々はしたいことの出来るものではない。
ただ、出来ることをするものである。

天才とは、わずかに我々と一歩を隔てた者のことである。天才の悲劇は、こじんまりとした居心地の良い名声を与えられることである。

どうか英雄とならぬように
英雄の志を起さぬように
力のないわたしをお守りくださいまし。

どうせ生きているからには、苦しいのはあたり前だと思え。

akutagawa

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