(1)
叱るときは遠回しな言い方をしないようにしています。駆け引きをするのは嫌ですし、回りくどいと、間違って伝わることもありますから。ただ、多少のフォローはしますよ。あとでネチネチ言わずに、その場で終わらせます。
(2)
失敗に関してはあまり叱りませんが、道理の通らない行動はガツンと叱ります。たとえば、自分のミスを誤魔化したり、人のせいにしたりといった正義感のない行動ですね。怒鳴ることはしませんが、ストレートに言います。割とキツイ言い方をするかな。
(3)
(4)
かつては競争がないと人はさぼるとか、企業は手を抜いて傲慢になるということがあったのかもしれません。でもいまは競争するより協調したほうが、経済合理性がある。競争によって刺激されなくても、みんなお客様にとって便利なもの、新しいものを自発的に生み出すマインドになっている気がします。
(5)
本社が幕張なのは、僕が千葉県生まれの千葉県育ちなので、千葉でやりたいなと。そもそも東京があまり好きじゃないんです。ゴミゴミしているし。なんか競争心が強い人が多いじゃないですか。
(6)
(日々の中で意識している習慣は)
「集中」です。
いかに短時間で効率を上げるか。
(7)
(排している習慣とは)
「情報量」でしょうか。
要らない情報は入れたくないタイプで、
テレビもほとんど見ないし、
情報のアンテナは
むやみやたらに広げないですね。
(8)
3ヶ月もアポも予約も取れない時点で「あなたは大事な客ではありません」と言われているのと同じように感じてしまう。
(9)
(10)
たしかに、社会のレールに沿って
生きるのはラクかもしれません。
日本は平和で豊かな国ですから。
でも、社会のルールや常識に反発してみると、
もっと人生がおもしろくなる。
(11)
(12)
(13)
自分の持ってるお金の範囲で生きてたら、お金の奴隷のままだよ。その殻を破って、また稼いで、また破って、また稼いで。そうやって繰り返してるうちに、どんどん大きくなれる。
(14)
誰になんと言われようと、最後の最後まで徹底的に完璧を追求するのが社長の大事な役目だと思います。そこに一切の妥協も必要ありません。納期や予算を守らなければいけない社員の立場ではできない、社長にしかできない大事なシゴトです。
(15)
高校生の頃、アメ横でどうしても欲しい服を見つけたけどお金が足りませんでした。店員さんが話しかけてきました。「もし今日お金がないなら、今度持ってきてくれればいいよ、今日どうしてもこれが欲しいんでしょ?」と聞いてくれ、ツケにしてくれました。店員さんのことも、そのお店のことも大好きになりました。自分のような高校生を信じてくれることに優しさを感じました。その後バイト代が入ったらすぐにお金を持っていきました。またそこでも新しいお買い物をしてしまいました。
「ツケといて」って考え方によっては人と人との信頼関係の上で成り立つ優しい商習慣だと思うんです。
(16)
僕は決して言葉の多い経営者ではないと思います。スタッフ全員の前で話すのは、年二回程度でしょうか。朝礼にも出ないし。その代わり、社長や上司が自分の行動でメッセージを伝える、つまり「背中を見せる」ことは大事だと思います。
(17)
母親の手料理って、どんな高級レストランで食べる食事より美味しいじゃないですか。それは、子供に対する愛情が根底にあるからだと思うのです。ところが、いくら一流シェフであっても、母親の愛を一瞬で理解して料理の味に反映することはできない。結局そのシェフに説明するより、母親につくってもらった方が速いし、確かだということです。
– 極力アウトソーシングしない理由
(18)
SNSではいろいろな評価をいただいていますが、なかには賞賛もあれば、批判もあります。それは当然だと思います。ただし、愛情のない批判や意見は、案外リツイートされませんから、自然に淘汰されています。だから、評判もとくに気にしません。もちろん、愛のある批判や意見はありがたいですから、謙虚に受け止め、再発防止に役立てたいと思います。
(19)
僕自身、楽しんで働きたいんですよ。人を蹴落として勝つよりも、人の役に立ち、お互い幸せな気持ちになるほうが重要じゃないですか。仕事もプライベートも充実してこそ、人生は豊かになるはずだし、そうした生き方がスマートでしょう。成果主義に背を向けて13年。こういう考え方でやってきましたが、おかげさまで業績は上がっています。
(20)
「応援したくなる会社」になることが目標です。