生死などは何でもない、生きていく態度が重要なのだ。小説家 稲垣足穂の言葉

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(1)

孤独とは

ただ一人と云うことではない、

孤独とは

常に汝の愛し信ずる者と

共にあることだ。

(2)

只自分に対する

絶望のみが道をひらく、

その他に手はない。

(3)

女性はお化粧、

男性は抽象。

(4)

男には

冒険とオモチャが必要なんです。

(5)

人間は

糞と小便の間から生まれる。

(6)

愛とか、夢とか

妙なことをいうやつは嫌いです。

何のことやらわからんからです。

(7)

悲しまなくては

精神的発育は止まる。

(8)

生死などは何でもない、

つまらない事柄なのだ。

ただ、

生きていく態度が重要なのだ。

(9)

花を愛するのに植物学は不要である。

昆虫に対してもその通り。

天体にあっては

いっそうその通りではなかろうか?

(10)

金銭と名誉は

着手のきっかけにはなるであろうが、

いったん仕事に取り付いたらば

それを忘れるようでなければならない。

(11)

「できること」が増えるより、

「楽しめること」が増えるのが、

いい人生。

稲垣足穂(いながき たるほ、1900年12月26日 – 1977年10月25日)、日本の小説家。1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表した。代表作は『一千一秒物語』、『少年愛の美学』など。


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