人間には回復する力がある。それを信じなきゃいけない。小説家 大江健三郎の言葉

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(1)

日本の子どもは、

日本の歴史をまともに

学んでゆくだけでいい。

そうすれば、

まともに育ってゆけます。

(2)

将来の日本人は

誇りが持てないと言っているのは

大人ですよ。

(3)

僕は、日本の戦争犯罪を認め、

それから、原爆そのものの犯罪性を、

人類に対する犯罪性というものも

主張するということをやってきて、

もう三十五年も世界で話をしてきたけれど、

それで自分が軽蔑されたとは思わない。

自分が誇りを持っていないとも思いません。

(4)

いま世界中に、

大人になれずに

死んでいく子どもは非常に多い。

それは驚くべき数です。

その代わりに生きているんだという自覚は、

日本の子どもに必要だと思いますね。

それは、

「なぜ、生きるか」という

考え方の根本をなす条件だと思います。

(5)

僕が話すことの原理は、

おとなと子どもはつながっている、

続いているということです。

子どものときの自分に

つながっていることで、

過去につながっているし、

これからの子どもに

つながっていることで、未来に、

つまり人類の全体の歴史に

つながっているということです。

(6)

自分たちは人間なんだから、

人間のやることとして、

それが、いい方向に行くと信じて、

そのことを心から望んで、

できるだけのことをする。

(7)

人間には回復する力がある。

だから、

それを信じなきゃいけない。

(8)

人間を見る目の力が本当に強い人は、

被爆という、

人間の悲惨な傷痕を撮っても、

ある人間らしさを表現することができる。

しかもそこには、

その人がその悲惨から回復し、

立ち直って、

新しい人生を生きようとしていられる、

その見事さというものも表現されている。

もし自分が小説家として

仕事を続けていくならば、

こういうふうに人間を見つめる

目というものを作らなくてはいけない、

と私は思いました。

(9)

僕の原点は、

どうしても、

戦後民主主義です。

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(10)

僕には希望を持ったり、

絶望したりしている暇がない。

(11)

文学は、

人間を根本から、

励ますもので

なければならないと思います。

(12)

教わって「知る」、

それを自分で

使えるようになるのが「分かる」

(13)

たとえ、

問題がすっかり解決しなかったとしても、

じっと考える時間を持ったということは、

後で思い出すたびに

意味があったことがわかります。

(14)

一方的な選択を過去から現在、

そして未来へ

持続していこうとする一貫性が、

その人間の人格ということになる。

(15)

見る前に跳べ。

大江健三郎(おおえ けんざぶろう、1935年〈昭和10年〉1月31日 – )、日本の小説家。昭和中期から平成後期にかけて常に現代文学の最先端に位置して作品を発表し続けた、現代日本文学の頂点に立つ作家の一人。東京大学文学部仏文科卒。学生作家としてデビューして、大学在学中の1958年、短編「飼育」により当時最年少の23歳で芥川賞を受賞し、新進作家として脚光を浴びる。1967年、代表作とされる『万延元年のフットボール』で歴代最年少で谷崎潤一郎賞を受賞。1973年『洪水はわが魂に及び』で野間文芸賞、1983年『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』で読売文学賞(小説賞)をはじめとして、多数の文学賞を受賞。1994年、日本文学史上において2人目のノーベル文学賞受賞者となった。戦後民主主義の支持者を自認し、国内外における社会的な問題への発言を積極的に行っている。


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