ゆっくりと寄り道をすればいい。きっと途中に、小さな幸せが落ちています。心理学者 河合隼雄が残した言葉

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(1)

愛情とは、

関係を断たぬことである。

(2)

己を賭けることもなく、

責任を取る気も無く、

100%正しいことを言うだけで

人の役に立とうとするのは虫がよすぎる。

(3)

不安っていうのは

他人を巻き込む力が強いんです。

だから不安の強い人は、

なんとなく嫌われることが多い。

(4)

ゆっくり話を聞いてくれる人が

目の前にいると、

「本人が自分で答えを見つける」

ということが起こります。

(5)

うっかり他人のことを

真に理解しようとし出すと、

自分の人生観が

根っこあたりでぐらついてくる。

(6)

自分の根っこをぐらつかせずに

他人を理解しようとするのなど、

甘すぎるのである。

(7)

ゆっくりと

寄り道をすればいい。

(8)

道草の途中には、

きっと小さな幸せが落ちています。

(9)

思い屈するような心萎える時間こそ、

心が撓(しな)っている状態で、

重い雪をスーッと

滑り落としているときなんだから、

それを肯定し自分を認める。

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(10)

ボランティアの人たちは、

よほど謙虚な気持ちをもっていないと、

思いがけない害を

他人に与えることになると

自戒していただきたい。

(11)

今の人は、

みんな

“何かしなければ”と

思い過ぎる。

(12)

現代の文明は、

単純に「進歩」を目指しすぎるあまり、

老人に対しても

「いつまでも若い」というまやかしをして、

問題の本質をごまかそうとしています。

(13)

肉体的にだんだんと衰える、

下り坂を下ることのなかに

人間としての成長を見出すという

逆説を考えなくては

本当の意味での老人の適応

ということはあり得ない。

(14)

人づきあいを大切にするというと、

すぐに「自分を殺して」とまで

考えがちになる。

しかし、

そんなに自分を殺しても、

人間はそれほど簡単に

死ぬものではない。

(15)

褒めたら

つけ上がるなんてことは

まずありません。

もっと子どもを信用していい。

子どもを信用できないのは、

つまりは自分を信用していないから。

河合隼雄(かわい はやお、1928年〈昭和3年〉6月23日 – 2007年〈平成19年〉7月19日)、日本の心理学者。教育学博士(京都大学)。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。国行政改革会議委員。専門は分析心理学(ユング心理学)、臨床心理学、日本文化。日本人として初めてユング研究所にてユング派分析家の資格を取得し、日本における分析心理学の普及・実践に貢献した。また、箱庭療法を日本へ初めて導入した。臨床心理学・分析心理学の立場から1988年に日本臨床心理士資格認定協会を設立し、臨床心理士の資格整備にも貢献した。


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