お釈迦様は
「この世は苦だ」とおっしゃいました。
お釈迦様は
国が戦争するのも、
自分の国が滅ぼされるのも見ました。
人間の嫌なところを見て、
自分が可愛がっていた弟子が
どんどん死んで
孤独を味わいました。
それでも、
最後の遊行の旅に出られたとき
「この世は美しい。
人の命は甘美なるものだ」と
おっしゃいました。
この世に対する全肯定、
人に対する全肯定です。
お釈迦様が
こうおっしゃったのだから、
この世は美しく、
人の命は甘美なのだと私は信じます。
私たちはもっと
もっと楽観的に生きていい。
私はそう思っています。