へりくだった心をもって、互いに相手を自分より優れた者としなさい。北野武の言葉

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(1)

努力ってのは宝くじみたいなものだよ。

買っても当たるかどうかはわからないけど、

買わなきゃ当たらない。

(2)

金のことでつべこべ言うと、

母親にこっぴどく叱られたものだ。

誰だって、金は欲しいに決まっている。

だけど、そんなものに振り回されたら、

人間はどこまでも下品になる

というのが俺の母親の考えだった。

貧乏人のやせ我慢と言ったらそれまでだが、

そういうプライドが、俺は嫌いじゃない。

(3)

変な言い方だけど、

自分のために死んでくれる人間が何人いるよりも、

そいつのためなら命をかけられるって友達が

1人でもいる方が、人間としては幸せだと思う。

(4)

へりくだった心をもって

互いに相手を

自分より優れた者としなさい。

(5)

子供の教育で大切なのは、

タガのはめ方と、外し方なのだ。

タガを外しすぎれば、桶はバラバラになってしまう。

タガをきつくはめすぎても長持ちしない。

(6)

料理人に会ったら料理のこと、

運転手に会ったらクルマのこと、

坊さんに会ったらあの世のことでも何でも、

知ったかぶりせずに、素直な気持ちで聞いてみたらいい。

自慢話なんかしているより、ずっと世界が広がるし、

何より場が楽しくなる。

たとえ知っていたとしても、一応ちゃんと聞くんだ。

(7)

やるべきことを普通にやる。

それでいいんじゃないですか?

こだわりってそういうことでしょ。

(8)

ひとつのことにこだわって

情熱を傾ける人たちをオタクと呼ぶとしたら、

オタクになれるのは実にすごいことだと思うよ。

(9)

今すぐにそれをできる能力はないから違うことをやってます。

それぐらい自分を客観的に見られるやつのほうが、

成功する可能性は高い。

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(10)

今でも薄目をあけて

ここが病院なんじゃないかって思う時がある。

治ったのが全部夢なんじゃないかって。

俺、事故の後のほうが評価上がってるしさ、映画も。

(11)

裏切ったって心の中に毒持って生きてくより、

相手にいいことしてやったっていう

感覚でいるほうがいいんだ。

だって、

裏切りなんてこれからもじゃんじゃんあるんだから。

(12)

我々みたいのが天才のふりをするためには、

捨てなきゃいけないものが一杯あるんだよね。

(13)

(成功の秘訣は)

あるとすれば、

どこに行ってもトイレ掃除を

実践していることぐらいでしょうか。

(14)

昔から「運も実力のうち」なんて言葉があるとおり、

おいらも所詮人間の成功なんて

運があるかどうかに尽きると思ってる。

(15)

今の社会は、人生とは何かとか、

人間の生きる意味は何かみたいなことを言いすぎる。

若い人には、それが強迫観念になっている。

何かとそういうことを言う大人が悪いのだ。

自分たちだって、

生きることと死ぬことの意味なんか

絶対にわかってないくせに。

ビートたけし(1947年〈昭和22年〉1月18日 – )、日本のお笑い芸人。本名は、北野 武(きたの たけし)で、漫才師・俳優・映画脚本家・監督としても活動している。1980年代初頭に起こった漫才ブームで、漫才コンビ・ツービートとして活躍した。社会風刺を題材としたシニカルな笑いで人気を獲得し、テレビ番組『THE MANZAI』『オレたちひょうきん族』などに出演し、それらも大ヒットした。1980年代後半からは俳優として映画やテレビドラマにも出演し、1990年代からは映画の脚本家・監督としても活動している。1989年の『その男、凶暴につき』で映画脚本家・監督デビューし、『ソナチネ』(1993年)では世界的に高い評価を得た。1997年の『HANA-BI』ではベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した。2010年にフランス芸術文化勲章コマンドゥール、2016年にレジオン・ドヌール勲章オフィシエ、2018年に旭日小綬章を受章。


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