ゆるすのは相手のためではなく、自分のための行為。医師 日野原重明が残した言葉

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(1)

老いた身の一番の不幸は

孤独であり、

積極的に生きる方向と

目標がともに定かでないことである。

この孤独は、老いた人間を

悲しく沈没させてしまう。

(2)

自分のためにでなく、

人のために生きようとするとき、

その人は、

もはや孤独ではない。

(3)

幸福というものは、

失われかけてはじめて

気が付くものなのです。

(4)

誰しも幸福を望みますが、

それを実感することにおいては

きわめて鈍感です。

(5)

私たちは

運命を生きるのではなく、

運命を作っていくのです。

(6)

きりのない欲望が、

あなたをしあわせから遠ざけます。

(7)

人間の夢見る幸福というのは、

往々にして、貧乏するとか、

仕事に失敗するとか

あるいは

病気にかかるということによって、

一瞬にして不幸に変わってしまうような、

儚いものである。

(8)

病のなかにも

心の幸福を得るためには、

どうしたらよいかということを、

考えなくてはならない。

(9)

少し肩の力を抜いて、

「お上手、お上手」と

自分に声をかけていきましょう。

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(10)

年齢は勝ち負けではありません。

謙虚に、そして

存分に味わえばよいのです。

(11)

きみ自身が感じる、

痛いとか、つらいとか、

悲しいとか、苦しいといった

感覚や感情をたよりにして

ほかの人のことを

深く察するのに努めてみてください。

(12)

自分はこんなに痛い思いをした。

でも、

相手も深い傷を負っていたんだと

気づくことができれば、

和解の第一歩になると信じています。

(13)

恕(ゆる)すのは

相手のためではなく、

自分のための行為なのです。

恕せない心を持ち続けるのはしんどいこと。

恕すことで、私たちは楽になれるのです。

(14)

よき眼と耳、

暖かい手と配慮の心、

しみ込むような言葉を持ち、

患者と家族に接したい。

(15)

自分を相手に置き換える想像力を、

身につけたいものである。

日野原重明(ひのはら しげあき、1911年(明治44年)10月4日 – 2017年(平成29年)7月18日)、日本の医師、医学者。位階は従三位。学位は医学博士(京都帝国大学)。聖路加国際病院名誉院長、上智大学日本グリーフケア研究所名誉所長、公益財団法人笹川記念保健協力財団名誉会長。満105歳没(享年107)。


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