自分のことを気にかけてくれている人がいる。それだけで十分だ。作家 星新一の言葉

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(1)

できるだけ多くのものを内に秘め、

一方、口数は少なく、

軽々しい判断はしない。

その修行が

気品というものを作り上げる。

(2)

忙しく動き回りながら、

深く考えることは、

人間にはできない。

(3)

個性のある人と話すのは楽しい。

しかし、それには、

こちらも一つの個性を持たなければ、

会話が成立しない。

人生を豊かにするためには、

そういった努力がいる。

(4)

大統領や総理大臣には

代わりがいるだろうが

オレの代わりはいないんだ。

(5)

学問のもとは、好奇心。

好奇心を育てるようにしておけば、

優れた人物も、

自然に育ってくる。

(6)

自分のことを

気にかけてくれている人がいる。

それだけで十分だ。

(7)

未来はもはや

過去のものである。

(8)

みんながみんな

偉大なことを完成するとは限らない。

完成できたほうが

いいにはきまっているが、

できない人だってあるんだ。

(9)

わたしは失敗に終わってしまった。

しかし、

完成を心にえがきながら、

ずっと楽しく生きてきたよ。

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(10)

楽しく生きてきたような

気がするだけかもしれないがね。

これでいいのだろう。

(11)

駄作でも、

失敗作でもないから、

名作か。

名作とは、そんな意味の事だろうな。

(12)

「戦争反対、平和」

と唱えただけでは平和はやってこない。

「病気反対、健康」

と祈る事が無意味なのと同じことだ。

(13)

何もいらない。

今の私に必要なのは思い出だけだ。

それは持っている。

(14)

アルコールが

どんな化合物か知らなくても、

お酒を味わうのに

少しも差し支えはないでしょう。

(15)

われわれが

過去から受け継ぐものはペーソス(哀愁)で、

未来に目指すべきはユーモア。

星新一(ほし しんいち、本名:星親一、1926年〈大正15年〉9月6日 – 1997年〈平成9年〉12月30日)、日本の小説家、SF作家。小松左京・筒井康隆と合わせて「SF御三家」と呼ばれる。


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