生活は質素に、志は高く。詩人 ワーズワースの言葉

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(1)

人の一生における最善のもの、

それは、

誰の目にも触れない、

誰の記憶にも残らない、

愛と思いやりのこもった、

ささやかな行為。

(2)

生活は質素に、

志は高く。

(3)

始めるために、

始めなさい。

(4)

自分の愛に

値する相手かどうか、

考える前に愛せよ。

(5)

正しいこと一つをするのは、

間違い一つをした言い訳より、

時間がかからない。

(6)

子どもは

大人の父である。

(7)

深い悩みによって、

私の魂は

人間性を与えられたのである。

(8)

生活は簡素に、

思索は複雑に。

(9)

習慣は、

浅はかな人々を支配する。

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(10)

言葉。

それは魂の響きである。

(11)

我ら、

この地上にありて生きる限り、

歓びより歓びへと導くは

自然の恩恵なり。

(12)

世の中は

我々のような人間でいっぱいだ。

金を手に入れては使うことで、

力を無駄遣いする。

(13)

苦しみは

永劫にしてはかりがたく、

暗く、無限の相を持つ。

(14)

慌ただしい世界によって

あまりに長い間

自分の良い面から隔てられ、

世界の出来事に飽き飽きし、

世界の悦びにもうんざりしているとき、

孤独はなんと優雅で、

なんと慈悲深いことか。

(15)

未来に向かって

大いなる展望を与えてくれるような

高所に立っていれば、

時折の激しい風などは、

一向に気にならないものだ。

ウィリアム・ワーズワス(William Wordsworth、1770年4月7日 – 1850年4月23日)、イギリスの代表的なロマン派詩人である。湖水地方をこよなく愛し、純朴であると共に情熱を秘めた自然讃美の詩を書いた。同じくロマン派の詩人であるサミュエル・テイラー・コールリッジは親友で、Lyrical Ballads (『抒情民謡集』1798)はコールリッジとの共著であった。英国ロマン主義六大詩人の中では、彼が最も長命で、1843年に73歳で桂冠詩人となり、1850年に80歳で亡くなった。


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