自信のある者はあまり怒らない。哲学者 三木清の言葉

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(1)

人は

軽蔑されたと感じる時によく怒る。

だから

自信のある者はあまり怒らない。

(2)

人間が

宗教を作るのであって、

宗教が

人間を作るのではない。

(3)

希望に生きる者は

常に若い。

(4)

一つの所に停まり、

一つの物の中に

深く入ってゆくことなしに、

如何にして

真に物を知ることが

できるであろうか。

(5)

孤独は山になく街にある。

一人の人間にあるのではなく

大勢の人間の「間」にあるのである。

(6)

勤勉であることは

人間を知らず識らず

屈従的ならしめる。

(7)

今日の良心とは

幸福の要求である。

(8)

言葉は空虚なもので、

事実は常に

言葉よりも雄弁である。

(9)

批評家は

公衆の書記にほかならない。

(10)

人生においては

何事も偶然である。

しかしまた人生においては

何事も必然である。

このような人生を

我々は運命と称している。

三木清(みき きよし、1897年(明治30年)1月5日 – 1945年(昭和20年)9月26日)、(西田左派を含めた上での)京都学派の哲学者、法政大学法文学部教授。戦時中に治安維持法違反で保釈逃走中の知人を支援したことで逮捕拘禁され獄死したが、著書『人生論ノート』はロングセラーになった。


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