まずは千円をお貯めなさい。林学者 本多静六の言葉

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(1)

とにかく金というものは

雪だるまのようなもので、

はじめはほんの小さな玉でも、

その中心になる玉ができると

あとは面白いように大きくなってくる。

少なくとも

四分の一天引き貯金ではじめた

私の場合はそうであった。

(2)

どんなにつらい思いをしても、

まずは千円をお貯めなさい。

(3)

いくら稼いでも

節約しなければ駄目。

それはちょうど

ザルに水を盛るかのようなものだ。

(4)

財産を無視する者は、

財産権を認める社会に無視される。

これが、

世の中のいつわらぬ現実である。

(5)

人間というものは、

カネがなくても、カネができても、

得てして偏狭になりやすいものだ。

大いに心すべきである。

(6)

カネを馬鹿にする者は、

カネに馬鹿にされる。

これが、

世の中のいつわらぬ実情である。

(7)

散る花を追うことなかれ、

出ずる月を待つべし。

(8)

金儲けは

理屈ではなくて実際である。

計画でなくて努力である。

予算でなくて結果である。

(9)

手っ取り早く

成功せんとする人は、

手っとり早く

失敗する人である。

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(10)

品性の高尚な人は、

次第に社会の信頼と尊敬を受けて、

徳望おのずから高まり、

自然に成功の域に達するものである。

(11)

人生即努力、

努力即幸福。

(12)

富も名誉も

身体が健康であってのことで、

たとえ金貨の上に寝起きし、

百円札の蒲団に包まっていても、

足腰の立たない病人に何の幸福があろう。

(13)

いかに微力な人でも、

その全力をただ一つの目的に集中すれば、

必ずそのことを成就し得るし、

逆にいかに有為な偉い人でも、

多くの目的に力を分散すれば、

一事も成すことはできない。

(14)

比較の対象は

他人ではなく、

自分の中におくこと。

(15)

人は一生涯、

努力を続けること、

しかも楽しく努力することこそ、

すなわち人生であると、

徹底的に悟らなければならない。

本多静六(ほんだ せいろく、慶応2年7月2日(1866年8月11日) – 昭和27年(1952年)1月29日)、日本の林学者、造園家、株式投資家。日本の「公園の父」といわれる。苦学して東大教授になり、「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資で巨万の富を築き、大学定年退官と同時に全財産を寄付した。旧名、折原静六。孫に光触媒研究の本多健一がいる。


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